活動報告

例会山行 廻り目平・金峰山

 

例会山行 廻り目平・金峰山

日程:10月19日(土)ー20日(日)
10月20日
コース:金峰山荘ー中丿沢出合ー金峰山小屋ー金峰山ー中丿沢出合ー金峰山荘
コースタイム:金峰山荘6:00ー中丿沢出合7:20ー金峰山小屋9:10-9:35ー金峰山山頂9:55-10:25ー中丿沢出合12:10ー金峰山荘13:10

昨夜の雨で地面や木の枝や葉っぱが濡れ、気温も下がり吐く息も白くなるほどの寒さだったが、雨が上がりカッパが着ずに済んだが上から水が落ちてくるので帽子は手放せない。傍にクライミング用の岩がある林道を1時間20分程歩くと登山口になり、なだらかな道を歩き、松やしゃくなげの葉が道を埋め、見るとしゃくなげの群生になっている。しばらく登っていくと雲海が見えた。すぐに消えるかと思っていた雲海もしばらく消えずにいた。金峰山小屋の標高2500mくらいまで苔むした登山道で濡れていて綺麗だった。金峰山小屋のところに大きな岩があり登ってみたが降りるのが怖くなった。岩から見る雲海から覗く山々がお城のように見えて素晴らしい景色だった。金峰山小屋からは岩がごろごろした道を20分位登っていくと金峰山山頂。天気がはっきりしなかったが山頂は天気が良く360度展望。登っている時はほとんど人に会わなかったが山頂は広くて人が多い。山頂で写真を撮り、五丈岩に行くと五丈岩は立ち入り禁止になっていた。帰りは来た道を下る。登りきつかった登山道も下りは楽だ。ひたすら下り林道にでると行きでは気づかなかったクライミング用の岩がいくつもあり登っている人もいる。岩に登ってみたくなる登山でした。
(記 ヨーコ)

 

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2024年10月20日

天狗池~北穂高岳

 

天狗池~北穂高岳

日 程 :令和6年9月18日(水)~23日(月)
参加者:ハル ピーちゃん

9月18日 7:00上高地9:50 … 11:05明神11:25 … 12:15徳沢12:35 … 
     13:40横尾13:50 … 15:00一ノ俣15:10 … 16:00槍沢ロッジ
 今回の山行は悪天候で予定変更をした奥穂高岳南稜に3度目の計画だったのだが、またしても雨で変更になってしまった。上高地の食堂で、私が行った事が無かった天狗池からのコースにして頂きました。横尾までの梓川左岸の崩壊が酷いらしく、7月の山行の時は明神までが右岸の通行だけだったのに、今回は横尾の手前も2か所砂利の車道を歩いた。
一ノ俣の辺りから雨が強くなってきたので雨具を着て槍沢ロッジまで歩いた。

19日 6:25槍沢ロッジ … 7:05テント場7:15 … 7:50大曲8:05 … 9:40分岐9:50
   … 11:00天狗池11:25 … 12:45横尾尾根のコル … 14:30稜線 … 15:05
   南岳 …15:15南岳小屋
 5時に出発予定だったが、どしゃ降りの雨と雷が凄い。槍ヶ岳のピストンと思われる数人は暗いうちに出発したが、他のグループは自分達同様に様子見。
雷が落ち着いてきたのでロッジを出ると、他のグループも出発をしだした。数年ぶりの槍沢を楽しみながら天狗池にむかった。分岐からは雨具も脱ぎ、ロッジに泊まっていた男性と自分達だけでした。近藤さんは天狗池に写真を撮りに行った事が有り、途中のナナカマドも話し通りに真っ赤な実を付けて見事に連なっている。残念ながら槍ヶ岳は見えなかったが、静かな天狗池を十分に楽しめた。横尾尾根のコルからは岩場や鎖場を楽しめたが、稜線に出ると雨はそこそこだが強風で思わず耐風姿勢をとってしまう中、やっと南岳小屋に着いた。
明日の風が心配だ…(-_-;)

20日 6:00南岳小屋 … 7:45最低コル … 9:00長谷川ピーク … 9:45A沢のコル 
   … 10:20飛騨泣き … 12:05 北穂高小屋
 暗い中で自炊をしていると、小屋の方が近くの灯りをつけてくれた。小屋に泊まったのは5パーティー。ガイドのグループは奥穂高山荘までなので、午後から更に悪天候の予報が出ている為に暗い中ロープを繋げて出ていった。オーストラリアの親子は妻から中止をする様に連絡がきた。今時は何処でも情報収集が出来るなと改めて感じた。他の2パーティーも大キレットは初めてなので、天狗池からの下山。不安が残る中、明るくなってから、早朝の灯りのお礼を述べて出発した。
 ハルさんの指示で風の影響を受けない様にポシェット等全てザックに入れた。風の通り道では這いつくばったり、腰を落としたりしたが、ハルさんは普通に歩いていた…
ペンキの○✕の印だが、南岳近くは薄くなっていて、先に歩く私は2ヶ所迷い、ハルさんに先行して頂いた。何時もだと元気になる大キレットだが、緊張の中北穂高小屋に着いた。途中で滝谷の黒い壁のてっぺんに見える小屋がカッコ良く見えて、安心感も頂いた。
今回はストックキャップを3個持っていき、2個拾って5個になれば良いなと思っていたのですが、槍沢で12個拾い今回も15個になってしまった(^^)v

 小屋の窓際の席で疲れを癒しているとガラッと窓が開き、支配人さんが「来たね」と声を掛けて下さった。ハルさんが連泊の予定だが、明後日の天気の相談をすると「明日、下りたほうが良いかな」と、優しい笑顔で答えて頂けた。ありがとうございます。

21日 6:30北穂高小屋 … 9:15涸沢小屋9:30 … 11:40本谷橋11:55 … 13:00
   横尾山荘
 昨日、北穂高小屋に着いてから出発までテラスはガスの中だったが、そのガスが赤く染まった。下からは、どの様に見えているのかなと想像してみた。
何時もの通り食後のコーヒーを頂いて、来年の再来の挨拶を済ませて下山。
天気が良くないせいか、涸沢のテント場も本谷橋も空いていたが、すれ違うグループもそれなりにいたので今日は賑わうのかな…

22日 8:00横尾山荘 … 9:05徳沢9:15 … 10:10明神10:25 … 11:45上高地
 北穂高小屋の連泊が無くなってしまったので、小梨平でキャンプをすることにした。
が、途中は台風の様な天候で、太い枝が折れて登山道に覆いかぶさっていたり、細かい枝が飛んできたりして大荒れの上高地でした。
ツエルト泊なので、雨が止んだ4時頃に、風の影響が少ない、梓川からは少し入った場所に設営した。

23日
入山してから初めての晴天。予定通りのバスに乗った。(記 ピーちゃん)

 

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2024年09月23日

甲武信ヶ岳

 

9月例会山行 甲武信ヶ岳

日 程 :令和6年9月21日(土)~23日(月)
参加者:Fuku ぎりちゃん 輝男 You ヨーコ いっしー 川路(21日) 遠藤(22-23日)
コースタイム:
 9/21(土) 10:00道の駅みとみ駐車場、10:30~13:40西沢渓谷散策
 9/22(日) 5:50西沢渓谷入口駐車場~6:20徳ちゃん新道登山口~9:00徳ちゃん新道(&近丸)分岐~
      11:55戸渡尾根(木賊山との)分岐~12:30甲武信小屋 泊
 9/23(月) 6:15-6:35甲武信ヶ岳頂上~6:55~7:07甲武信小屋7:25~7:42木賊山~9:30徳ちゃん      新道(&近丸ルート)分岐~12:08徳ちゃん新道登山口~12:40西沢渓谷入り口駐車場

9/22
 バンガロー前の自炊スペースで湯を沸かし簡単な朝食、山支度を整え登山口駐車場に車で向かう。
帰京するかわじ車が送ってくれた入れ替わりにエンドウ車が到着、Fuku L先頭に7人で登山口へ歩き出す。
 西沢山荘横の登山口から登り出して間も無く小雨が降り出した。早々に雨具を着ける。予報より小降りだが、飽和した湿気がまとわりつき九十九折りの勾配に差し掛かると暑くて息が上がる。ん?俺だけ?皆涼しい顔をしている(様に見える)足が重く調子が出ないが何とか戸渡尾根上分岐に着く。あと半分と思えるか未だ半分と思うか、その日の調子のバロメーターだが今日は後者…リーダーが気遣って適宜水分補給休憩を取ってくれ、勾配の緩い石楠花樹林の処で息を整え徐々に体調が回復してくる。木賊山は経由せず等高線に沿った甲武信小屋への迂回路でパーティの足並みも揃い、ほぼコースタイム通りに甲武信小屋に着く。山頂へは朝焼けの眺望に期待して明朝登ることにし、濡れた衣服を着替える。
夕食までの時間、階下のストーブの周りで、多少アルコールも摂って食べたりだべったりして和やかに過ごす。昨日は夕食も抜いてしまった自分はカレーライスをお代わりして、7時頃早々に就寝。

9/23
 5時半の朝食後、期待外れの曇天のなか空身で山頂に向かう。一部に青空も見えるが、ガスがどんどん上がって来て山頂からの展望はない。集合写真を撮ったりして待つも、木賊山や国師方面に瞬時の山影を見出したのみ。個人的には千曲川源流コースから登った時の再現。小屋に戻って再出発、木賊山の山頂付近で昨日の道を朝から登ってきた若いカップル二組とすれ違う。3時半に出た、4時半に出たと言われても8時前後に此処ですれ違うと、なんか気持ちが萎えるんだよねぇ。尾根の分岐まで順調に下り、少し長い休憩をとる。枝尾根に入って間も無く露岩もある急下降~両側が切れた尾根の外傾岩肌の箇所と続き、周囲と足元への目配りと共に靴底/指先から伝わってくる気配に心を集中しなくてはならない。
その後の九十九折も登りでは感じなかった崩れそうor滑りそうなイヤな感じで踏ん張りに緊張を強いられ登山口に帰着した時は思わずホッとした。「みとみ道の駅」で買い物、更に少し下った温泉施設で汗を流し、塩山から列車組二人はお先に失礼した。 (記 You)

 

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2024年09月23日

お月見山行

 

9月例会山行 お月見山行

日 程 :令和6年9月7日(土)~8日(月)

新茅ノ沢コース
日時 9月8日(日)
参加者 輝男、いっしー
コース 6:50滝沢園―7:16竜神の泉―7:57新茅山荘―8:28戸沢出合駐車場―8:38作治小屋―沢登り―11:00新茅山荘―11:34竜神の泉―12:05滝沢園

 お月見山行2日目、会場をあらかた片づけ終わったところで輝男さんと一緒にキャンプ場を出発し新茅ノ沢へ。今回はジャブジャブ沢や滝に突っ込んでいくような沢歩きではなく、登山靴のまま沢横を遡上するコースを提案いただいたので、また新鮮な気持ちでワクワクしながら林道を進んでいく。
林道は先の豪雨で土砂が流れているところもあり、歩く分には問題ないが車輛は通行禁止。全国名水百選に選ばれているという「竜神の泉」も、清水は流れているものの斜面はかなり崩れていた。一旦戸沢の出合まで行き沢への入り口を探したが、ちょうどよいところがなく新茅沢の橋まで引き返して沢に入った。
「ここの橋から懸垂練習でみんなで降りた」とか「こんな滝も登って行った」とかいろいろな話を聞きながら沢(の横)を進んでいく。濡れないように進むのはかえって難しい。シャワークライミングに良さそうな滝も捲き、時には輝男さんにロープを出してもらい進んでいく。
Fukuさんたち登山組との集合時間があるので、1時間ほど登って折り返しとした。下りは懸垂。最近全く岩トレが出来ていないので、セルフビレイを取り慎重に(=おっかなびっくり)、確保器にロープを通し体重をかけていく。合計3本の懸垂で降りてきた。さすがに輝男さんはサクサク下りてくる。そのまま林道を引き返して滝沢園キャンプ場へ。アイスを食べながら川横で登山組を待って帰路についた。
「懸垂ができると行ける範囲が広がる」との金言を肌で感じた1日でした。
輝男さん、ありがとうございました。(記 いっしー)

 

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2024年09月08日

北穂高岳東稜

 

個人山行 北穂高岳東稜

日 程 :7月24日(水)、25日(木)、26日(金)、27日(土)
参加者:ハル ピーちゃん えんどう Taka
     

1日目 上高地バスターミナル12:30→横尾山荘15:50
 何とか快方へと願ったが、梅雨前線が停滞する上高地へ。先行しているリーダーから「悪天のため計画変更」の連絡をもらう。変更した「北穂東稜」も日頃練習していた目標の一つ。時折横殴りにふる雨のなか、横尾山荘に着くころ雨は上がり、松本に前泊したハルさんとピーちゃんさんも先ほど着いたばかり。涸沢小屋と横尾山荘の予約を直前で確保するのに苦労して頂いた。初めて泊まった横尾山荘は立派な施設で、メンバーで豪華な夕食を囲んだ。
2日目 横尾山荘6:20→涸沢小屋12:10
 湿度100%の横尾谷。レインを着ると蒸し暑く、雨が止んだかと脱げばまた降られるの繰り返しで涸沢を目指す。せっかく時間があるので、ゆっくりのんびり、登山道脇の花々を鑑賞しながら歩く。ハルさんがときどき図鑑を取り出して確認しながらシナノオトギリ等々花の名を教えてもらった。私はツガザクラとアオノツガザクラを混同していた。えんどうさんはエンレイソウが気に入った様子。涸沢小屋の夜は土砂降り。最初の計画の奥穂東南陵中止は残念ながらの正解であった。
3日目 涸沢小屋5:00→東陵のコル14:10→北穂高小屋15:30
 涸沢小屋のテラスは白くモヤっていたが、歩き始めるとドンドン太陽のヒカリが強くなって昨夜までの不安定な天気から一転し青空。ただし午後からまた崩れる予報。北穂の山頂まで無事辿り着きたい!
南稜の分岐点前から登山道を離れ、ハーネスを着けて、ゴロゴロ岩が不安定に積み重なった斜面を進む。見上げると東稜のドラゴンがトゲトゲの背中を横たえている。足を置くたびにボロボロ崩れ落ちる斜面の両側には夏の花が競うように咲いている。振り返ると前穂のトンガリが青空に誇らしげに並んでいる。常念、大天井に続く稜線はあきれるほどクリアだ。
 いよいよロープをつないだ登りの始まりだ。ハルさんがリードし、えんどうさんが続く。二番手にぴーちゃんさんがリードし、私が続く。練習のゲレンデとは比べものにならない緊張感。ロープをうまく送れない。焦るがうまくいかない。「オッケー!」とぴーちゃんさんの声が聞こえると、ワクワクで登る。途中で小動物のフンをつかんでしまった。そんなことで動揺する私に「そこらの笹の露で振り払って」とピーちゃんさん。「お邪魔してます~通してください」と通過。夢中のうちに随分時間が過ぎていた。いよいよ最後の懸垂下降。ロープをセットして下降を始める最初の足場は、崖を少し回り込まねばならない。下を覗き込まずに、そのスタンスに足が届くことだけを念じて思い切って体をロープに預けた。下降を始めるとハルさんが下から誘導してくれた。それがなかったら冷静さを失っていたと思う。しどろもどろのマルチピッチを終えて、北穂の頂上へ向かう。ほっとして目に入ってきたのは小さな花たち。コイワカガミやチングルマ、ミヤマリンドウ・・・急で不安定な斜面は続き、次第にモヤで視界が悪くなってきた。やがて北穂の小屋のテラスが霧の向こうから近づいてきた。とうとう「穂高」の頂に届こうとしている…胸がいっぱいになる。山を歩き始めて10余年で初めての「穂高」。小屋の軒先に入ったとたんに大粒の雨が降り出した。
4日目 北穂高小屋7:15→涸沢小屋12:30→横尾15:10→上高地バスターミナル18:15
 北穂高山荘は、長い年月と風雪と岳人の想いで磨きこまれた美しい山小屋だった。居心地の良い夜を過ごした翌朝、朝食をゆっくり味わい、テラスでコーヒーを飲んでいるうちに霧が晴れて槍の穂先が見え始めた。出発して直ぐの山頂を過ぎ、滝谷を覗き込むと、冷たい風が吹き上げてきて草木も見えず、厳しい世界だ。太陽に焼かれながら南稜を下る。えんどうさんの体調が悪化し、辛そうだ。登り下りの登山者が多いなか、ゆっくりと下った。本日中に帰宅せねばならない私は、涸沢がだいぶん近づいてきた頃、単独で下山を始めた。涸沢小屋でラーメンをかきこんで、ひたすら下った。横尾でタクシーを電話予約できたので、落ち着いて歩き続け、新島々経由で帰宅した。
 東稜にへばりつきながらときおり眺めた、遠くの山の連なり、眼前のそそり立つ岩峰、厳しい環境で「生」を凝縮した花々の姿。そこに身を置くことのできたしあわせ。
リーダー、メンバーの皆さま、感謝いたします。(記 Taka)

 今回はバリエーションルートデビューでしたが、肝心のクライミングだけでなく、体調不良(高山病)で皆様、とくにハルさんには何から何までお世話になりました。ありがとうございました。3日目の北穂東稜のときは、まだ元気でしたしハルさんのセカンドなのでそこそこ気楽に(でもそれなりにてんぱりながら)楽しく登れましたが、北穂小屋からの下山時は荷物を皆様に分担して頂きよたよた歩く始末。いろいろ反省点もあります。次につなげたいです(記 えんどう)。
 

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2024年07月27日

塩見岳

 

個人山行 塩見岳

日 程 : 令和6年7月20日~21日
参加者:Fuku UENO 他 
2024.7.20(土)晴れ一時雨
 5:30鳥倉林道ゲート~6:15登山口~9:10三伏峠小屋~10:40本谷山~12:40塩見小屋
2024.7.21(日)晴れ
 5:30~6:20塩見岳西峰・東峰6:45~7:40塩見小屋7:55~9:15本谷山~10:40三伏峠小屋
~12:40登山口~13:20鳥倉林道ゲート第二駐車場
     

7.20(土)
 今回、私が南アルプスで唯一残っていて10年以上計画出来なかった塩見岳に行こうと思いTさんとUENOさんに声を掛けて早くから日程を決め6/1の小屋の予約初日に予約した。大鹿村道の駅で車中泊し3時半に起き、道の駅の建物内のベンチ、快適なトイレで準備して鳥倉駐車場に向かった。明るくなりかけ第3駐車場まで来たら既に結構停まっていたけど、とりあえず第2駐車場まで向かった。満車状態だったけど脇の隙間に停めた。この時間でも第3駐車場まで埋まってるのは予想外だった。身支度をしてると丁度Tさんが近付いてきて第3に停めていたとの事。林道ゲートまで行き準備し5:30に出発した。40分ほどで登山口まで来て一休み。私が先頭で出発。いきなり急登だった。ゆっくり進み三伏峠までの1/10、2/10の看板が出てたので2合目ずつ休憩した。昔からの木の階段は結構朽ちていていつ落ちてもおかしくない状態になっていた。何箇所かは新しい鉄製の階段に工事したばかりだった。ほとけの清水の水場で水を補給し三伏峠まで3時間頑張った。三伏小屋のテント場はびっしり並んで大盛況だ。そこから本谷山までは少しなだらかになった。雨が降ってきたのでレインウエアを着て、本谷山まで着くと雨は止んで晴れたので脱いだ。その先は美しい森と銘打った場所や霧が掛かった森の中をひたすら進んだ。予定の7時間を少し過ぎて塩見小屋に到着。12:40で早かったけど頂上はガスってたので頂上に行くのは予定通り明日にした。甲斐駒、仙丈ケ岳方面は良く見えていた。17時から晩御飯を食べてその後夕陽が沈むのを眺めた。
7.21(日)
 5時に朝食を食べ5時半に頂上目指し出発。Tさんに先頭を行って貰いスイスイと進んだ。途中から岩場になってくるがそこまで危険ではない。下りて来る人も登って来る人も居る。50分で頂上西峰に着き、写真だけ撮って5分程の東峰、塩見岳最高峰に着いた。少しガスって来て景色があまり見えなくなってしまった。風もあるので西峰に戻って暫く様子を見たがガスは取れないので、そこそこで下山開始。結構人が登って来て道を譲ったりしたので登りより時間がかかったけど7:40には小屋に着いた。置いてた荷物のパッキングをして出発。上野さんに先頭をお願いした。下りは早い。三伏山まで2時間ちょっと。塩見岳が良く見えていたのでゆっくり休憩。昨日の登りはガスって景色があまり見えてなかった。三伏峠小屋前でもゆっくりし、最後の登山口までの下山。結構足に来てたけど、ほとけの清水で冷たい水を飲み復活。標高が下がって大分暑くなってきた。登山口には12:40に着いた。我々も良いペースだったけど、それ以上にすたすたと抜き去っていく人も結構居た。舗装の林道を黙々と歩き第1駐車場からも長く第2駐車場の車に到着し、ほっとした。そこでTさんとまたの再会を誓って別れた。ちょうど毎日アルペンのタクシーの後ろを走って大鹿村道の駅で休憩した。ご飯を食べ松川IC近くの清流苑という温泉に寄り16時位に高速に乗ったが通行止めがあり須玉で下り韮崎で乗るという大変な目にあった。その後も渋滞がひどくて帰宅は22時過ぎた。金曜午後から土日一杯使って念願の塩見岳に行けました。付き合ってくれたUENOさんTさんもありがとうございました。(記 Fuku)
 

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2024年07月27日

武蔵五日市里山歩き 巨木とあじさい

 

例会山行 武蔵五日市里山歩き 巨木とあじさい

日 程 : 令和6年6月8日(土)晴れ
集 合 : 武蔵五日市駅改札出口 10:00
行 程 : Aコース 
      武蔵五日市駅 -まいまい坂 -諏訪神社 -山下自治会館 
      -穴澤天神社 ー深沢分岐 ー千年の契杉 ー山抱きの大樫 ー
      アジサイ山 -穴澤天神社 ー山下自治会館 ー武蔵五日市駅
 L   : しまちゃん
参加者 : こいさん Kakashi マッちゃん 岩ちゃん トシ 良ちゃん Anne koseki 
      
10:00の集合場所 武蔵五日市駅に16名が集合し、2組に分かれて歩く。ギリちゃんさんからアジサイ山は無料との報告があった 未だ早いらしい。
A班の構成はベテラン者が揃った感じ。今日の天気は良すぎるくらいで暑さ対策が必要だ。しまちゃんリーダーを先頭に住宅地を抜けて三内川に添って休耕田を渡り沢を越えて まいまい坂の旧道を登って車道に出る。古い庚申塔があり畑ではじゃが芋の収穫作業。日かげで一息入れてから川を越えて出たところが自治会館。登坂の多い車道を歩き疲れた頃に穴澤天神社の木陰でひと息入れてから深沢川となった川沿いの道を千年の契杉に向かって行き 杉林の中の登りとなり30分の登りで契杉に出会った。足場の悪い斜面で昼食にする。涼しい風に救われる。下ってから山抱きの大樫へ 竹林のなかの急登を過ぎたところに大樫はあった。いかにもこの山の主と言った威厳を感じる佇まいだった。南沢の分岐へ戻り アジサイ山をめざす。くるまが多いので気を付けて歩く。本体のアジサイは3分咲きといったところだった。穴澤天神社で気合を入れなおして 下りにかかるがなかなかの行程だった。アジサイ山が開いていたらと思うとちょうどよかった… 

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2024年06月08日

癒しの島 小豆島

 

個人山行 癒しの島 小豆島

日 程 : 令和6年5月23日(木)~27日(月)
参加者:(23日夜行発~27日) Lハル、ぴーちゃん、かわじ
    (25日~27日)良ちゃん、あーやん (26日 日帰り)ミッキー
コースタイム:バスタ新宿22:30・・姫路駅BT9:00~9:45・・福田港11:25~12:00・・吉田バス停12:06・・キャンプ場12:15~13:40・・ビギナーズロック下13:45~16:10・・キャンプ場16:20
      

5月23日(木)夜行発~24日(金)
 バスタ新宿からスタート。昔、修学旅行で小豆島に行った思い出があります。ただ思い出と言っても寒霞渓の岩肌とオリーブという単語だけです。船で行ったことは間違いないのですが、それさえも記憶にないのです。寒霞渓+オリーブ=小豆島と言う、島に住んでいる人には大変失礼な浅い記憶です。
 ある日、クライミングジャーナル(85年3月号)をめくっていたら小豆島の黒岳・天狗岩のルート解説が載っていて、小豆島に行ったことを思い出しました。
 どっかで聞いたフレーズですが「そうだ、小豆島に行こう」と言う事で今回の計画になり、せっかく行くのだからクライミングもやりたいし、ハイキングもしたいし、観光もしたいと我がまま一杯の計画になりました。
 大都会の夜を走っていますが車内はカーテンでしっかりと遮断されているのでロマンチックな気持ちにはなれません。都会育ちの私にはちょっと寂しい。寝返りを何回かしているうちに姫路駅前に着きました。
 ここから路線バスに乗り換え姫路港に行きます。港に着くと磯の香りが旅情を感じます。フェリーに乗り換え福田港までの1時間40分の船旅です。船内は非常に綺麗で1等船室に居るみたいです。穏やかな海で島々も良く見えますがちょっと気になりました。武甲山と同じような岩肌が大きく見えます。砂埃をあげながらダンプが作業道路を行き来しています。穏やかな海に砂埃は似合わないです。
 福田港に11時25分、到着。情緒ある建物で島内に入ったとたん気持ちが高ぶりました。バスの時間まで各自、近くを散策。12時のバスで吉田に向かう。バス停から10分程で今回お世話になる「小豆島オートビレッジYOSHIDA」に到着。
 広々としたキャンプ場。チックイン15時だが管理人さんがいて「今日はあまりお客さんがいないので何処に張っても良いですよ」との事。早速テント設営。
 一息ついて岩場に向かう。概念図を見ながら車道を5分ほどで赤布を確認。そこを進むとすぐに岩場に到着。そばにプレートがあり「ビギナーズロック下」と表示されている。
 周辺を偵察してから取り付く。左側5.6のバージンロード、花崗岩の岩肌に慣れないと戸惑う。汗を掻きかき登る。何回か登り、次は隣の5.7ハネムーンを何回か登り、入浴の時間になったので帰る事にします。温泉とビールが待っています。明日も楽しみだ~。皆の感想「我々には難しいけど楽しかったね」。( 記 ハル )

5月25日
 6時出発 やる気満々で前日の岩場の上ビギナーズロックに向かう。岩場までは15分ぐらいで着いてしまう。
先ずはビギナーズリッジに取り付く。グレード5,6 25m程のルート
最近お腹周りが増えて体が重くさっさと登れないのが歯痒くツライ。
ボルトは打ってあり整備されているルートだ。そこにトップロープをセットしクライミングをした。終了点の支点もしっかりしている。少しずつルートを移動して4本ぐらいずつ登る。
この日も天気が良く暑い。暑さのせいもあり朝の勢いはどこかへ行ってしまいここで終了とする。このあとは吉田の岩場を把握するためそれぞれの岩場を見て回るがどれも難しそうだ。ここのグレードは自分の感覚より2ランク低くつけているように感じた。その後早々にキャンプ場へ帰る。
早く帰ったので飲み物を買って海岸まで15分歩いてそこで飲む。引き潮だったのでピーちゃんは地元ファミリーたちに交じってはしゃいでいた。
帰ってみると昨日は自分たちのテントだけだったのに今日は土曜日なのでファミリーキャンパーで賑わっている。温泉付きのキャンプ場なので入浴出来るのがうれしい。
明日は後発隊が来るので港で待ち合わせ、資料では港まで30分と書かれているが倍以上かかりそうなので早めに出発するつもりで就寝する。(記 かわじ)

5月26日
 小豆島は兵庫県ではなく香川県にあり、そのためか存在をあまり意識したこともなく、神戸からフェリーが出ているのを今回初めて知ったような次第。とはいえ、小豆島に早く着くには姫路からのフェリーを利用した方がよく、ちょうど姫路泊の良ちゃん、あーやん夫妻とフェリー内で合流することになった。フェリー内で行き過ぎた私をあーやんさんが呼び止めてくれて、一緒に朝食。いつぞや上高地・徳澤でテント泊しているところで会って以来、昨日は非常に暑かったので、先発隊は、岩登りは楽しかったけれどお疲れモードというような話をする。フェリーは全く揺れないので、船に乗っている気がしない程。
 時間どおりに福田港に着。迎えてきた先発隊の3人が手を振ってくれる。近づくとかわじさんが手を差し出して握手。握る力が強い。まったく熱(苦し)い。こちらもひょっとしたら30年ぶりに会ったのかなと思ったら、いやいや遠見尾根に一緒にいっただろうと。いずれにせよ、お久しぶりと言う間もなくバスが来る。乗り継ぎの草壁港での待ち時間に、膝のサポーターを巻いていると、みんなそうなるんだよな、と良ちゃんさんがのたまう。その通りだけど、私が20代の頃から良ちゃんさんは膝が痛いとおっしゃっていて、それから30年以上経ってもこうしてご一緒しているので、多少の痛みなら山登りは続けられるという、良いお手本になっているのですよ、良ちゃんさん。
 バスからロープウェイへ。ロープウェイの乗り場に向かう階段がエスカレーターではないのをハルさんがぶうぶう文句を言う。ロープウェイの車窓からヒヨコやトトロに似た奇岩や痩せた岩尾根が連なるのを拝見。寒霞渓には観光バスも何台か来ていて、団体客の中国語が飛び交っている。その中を、我々は総工費1億円のトイレで済ませてから出発。
 コースどおりにゆるゆると歩く。開けた場所に出たところが三笠山。見下ろせば、芝生で覆われた明るいコースが出発地まで直線的に続いており、そこを歩いた団体客に抜かれたようだが、特にお構いなし。先頭を歩くハルさんが立ち止まって、緑のモミジを写真に収めたりする。確かに秋の紅葉は見事だろう。途中、ピーちゃんさんが細い枝を2本そろえて下向きに伸ばした木を指さし、「これ、やがて地面に届いて根になるんだろうね」と指摘。見れば、一様に下向きに伸びる2本の枝が沢山ある。ガジュマルみたいにね、とかわじさんが応じ、皆もうんうんとうなづく。「さすがは南日本」との声も。
その後、井戸の遺構や神社を経て、1時間ほどで星ヶ城山・西峰に到着。石が積まれた祭祀遺構が見事。明るく、景色も良さそうだが、モヤがかかって遠くまでは見通せない。上方でモヤが風に飛ばされる中、昼食とする。山頂には子供連れが居たり、帰路の途中で白い大きな犬を連れた女性の観光客と出くわしたり。
 往路は迂回した星ヶ城山・東峰を通ったが、ほぼ元来た道を戻る。先ほどの下向きに伸びる2本の枝がいくつもあるのが目に付く。先ほどと違って結構高いところにもあって、根になるになあ、と思う。根元を見ると松の葉・・・。あれ、これ松葉が二股に分かれて枝に架かっているだけじゃない? というわけで皆が騙されてしまいました。(笑)
 コース上に神社がいくつかあって、先ほど通った神社かどうかわからなくなる。そこで、由来が書かれた看板を見たりするが、風雨にかすれて読み取れない。それでも阿豆枳島神社と書いてある。何と読む。そう、あずきじま。山頂駅に近い神社の由来看板で確認できたが、かつてはあずきじまと呼んでいたそうで、小豆島をそう読んでもあながち間違いとは言えないかも。
 西峰から1時間ほどで山頂駅へ。ここで良ちゃん、あーやん夫妻と合流し、かわら投げができる展望台で記念撮影。お土産を買って寒霞渓を後にする。草壁港で乗り換えのバスを待つ間にビールを飲みたいね、となって、途中でタクシーに乗り換え、喫茶店へ。やや場違いながら、おしゃれなカフェSEASiON (シージョン)にて乾杯。
ほどなく、あーやんさんがくうちゃんさんの訃報のメールに気づく。一瞬の静寂。早すぎるとの思い。同時に仕方がないかという思いも交錯するのは、こちらも年を取ったからだろう。少しずつ、皆の会話が戻ってきたところで、私はお別れ。一人少し早めのバスにのり、坂手港へ向かう。フェリーが1時間遅れで、神戸に着いたのは22時となった。(記 ミッキー)
 くうちゃんさんについて
 もとより私は東京で活動できたのは91年春から95年春までの4年間なので、それ程多くの山をご一緒できたわけではない。最初は北岳から塩見岳へ向かう予定が、雨に降られて両俣小屋に避難した山行なので印象深い。この時に「あんた、先に行きなさい」と言われて、先行するも結局は追いつかれる、というのを経験したが、これは戸田さんも同様らしい。あとはクリスマス山行か。正月に帰省するので冬合宿に参加できない私には、始めていただいてありがたかった企画だ。その際、海外出張で入手したワインを持ち込んで参加したことがあったが、何年かぶりに会った時にも「あの時のワインはおいしかったね」と声をかけていただく。本当においしかったというより、私に気を遣っていただいたのだろう。そういえば、穂高だったか、私がバテて晩飯も喉を通らないときに、紙パックのカルピスを差し出していただいたな。総じて口は悪いが(笑)、あたりは強くなく、むしろやさしく言葉をかけていただいたように思う。ところで、入会して何年かしてから「入会のしおり」をいただいたが、その文章は、くうちゃんさんが書かれたと聞く。今、改めてそこに書かれている「山に対する考え方」を見て、その言葉の端々にくうちゃんさんの一面がよく現れているように思う。合掌。(記 ミッキー)

5月27日
 ちょうど良い量の朝ごはんを美味しく頂き出発の準備をした。昨日のチェックイン前と同じく不要なザック等を民宿に預かって頂いた。今日はかわじドライバーにお願いをしてレンタカーで観光をする。13:15福田港発のフェリーに乗るので出発前に港のお弁当屋さんでお弁当の予約をした。
先ずは、干潮になると砂浜が島と繋がるエンジェルロードに行く。干潮時間を調べて行ったのですが、微妙に繋がっていなかったけれども十分に綺麗でした。
 観光客で賑わうエンジェルロードを後にして千枚田に向かった。道路の両側に田んぼが出てくると小高くなった駐車場に着いた。案内所の地図を見ると。徒歩で一旦車道の降りてから細い道を登って行かなければならない…「ま~見たという事で(;^_^A」と車に戻ったが、後から駐車場に入ってきた若い2人は先に出発していた。
 最後は時間調節がきくオリーブ公園。魔女の宅急便の聖地だ。風車の前で他の方達と写真を撮りあっていると、あーやんさんがホウキを貸して頂き「キキ」になっていた。瀬戸内海の眺めの良い公園を散策して併設する道の駅で特産品を物色し、福田港に戻った。
レンタカーを返して、ザックを預かって頂いたお礼を述べて、頼んでおいたお弁当を受け取り、フェリーに乗り込む。
 福田港周辺にアルコールは売っていないので途中のコンビニで買った品でお疲れ様会をした。姫路港に着くと直ぐに出るバスに間に合い、姫路駅で良ちゃんさん、あーやんさんと別れた。
夜行バスまで時間があるので姫路城を見に行く。「暴れん坊将軍だ~」等と立派な姫路城を見学してから駅前のアーケード街で過ごした。21:30発のバスに乗る直前にあーやんさんから帰宅をしたと連絡を頂いた。バスも順調でバスタ新宿に予定時間より1時間近く早く着きました。
計画をして頂いたハルさん、予約をして頂いたかわじさん、あーやんさん、ありがとうございました。参加して頂いた良ちゃんさん、ミッキーさん、楽しかったです❕ありがとうございました。
小豆島は、また行きたい場所になりました。(記 ピーちゃん)

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2024年05月27日

春合宿 尾瀬~平ヶ岳

 

春合宿 尾瀬~平ヶ岳

5/3鳩待峠11:15-山ノ鼻12:24~12:54-柳平-BC15:40
5/4 BC出発4:46-スズヶ峰8:11~8:20-ジャンクションピーク9:13~9:19
-スズヶ峰10:19~10:33-BC13:01(平ヶ岳到達断念、引返し)
5/5 BC出発5:10-山ノ鼻-鳩待峠9:26

 2019年春合宿(燧ヶ岳)以来の尾瀬ヶ原は見事な快晴で、ハイキングや湿原散策の中高年・親子連れで賑わっていました。木道はかなり出ていて、既にミズバショウの白いドレスがあちこちで見られました。
 今回は「残雪期ならではのルートで平ヶ岳に向かう!」ということで、木道を途中で離れ、雪の上を選びながら沢横を上流に向かいました。平らな雪原を期待していたのですが、好天+今年の冬は雪が少なかったそうで、場所によりシャーベット状の雪、露出した笹薮、雪解けの水たまり・小川…冬装備を詰め込んだザックは重く、川を渡る時は先に荷だけリレーしました。踏み跡はあるものの、帰りの目印に、とYouさんが要所で赤布を結び付けてくれました。途中、先頭を歩いていたかわじさんがスノーブリッジを踏み抜いてしまい、あわや水没!という場面がありました。横渡しになっていた木にしがみついて事なきを得ましたが、少々足を痛めてしまったようです。見た目では脆さがほとんど分からないのがとても怖いです。
 BC地は当然ほかのパーティはおらず、テントを張って、横にスノーテーブルが建設されました。日中は汗ばむくらいだったのに、夕方になると一気に寒くなり、夜は恐らくマイナスに近かったと思います。夕食は青森/八戸名物のせんべい汁で温まりましたが、寝ている間とても寒く、この気温差もまたこの季節の魅力であり怖さだなと思いました。
 2日目、アタック日。日の出は早く、出発時にはヘッデン不要でした。テント横から斜面をほぼ一直線に登ります。早朝の雪はアイゼンがしっかり食い込みとても歩きやすかったです。ただ、日が高くなるにつれ気温がどんどん上がり、足元もどんどんグズグズになっていきました。昨日足を痛めた川越さんと、後藤さんはスズヶ峰に向かう途中のピークで断念。ギリちゃんさん、Fukuさん、いっしーで先に向かいました。
 しかしながらほぼ無風の稜線は暑く、グズグズ雪に足も取られ、繰り返すアップダウンになかなか距離が稼げません。平ヶ岳がそこに見えてはいるけど、行き来に時間が足りないだろうということで、ジャンクションピークで折り返しとしました。この近辺にテントを張っているパーティが2-3あり、平ヶ岳を目指すならこの辺りまで来ないと厳しいのかもしれません。
 最後、BCまでの急下降は踏み跡を見誤ってしまい、一時だいぶ想定ルートより右に離れかけてしまいました。ヤマレコはタイムリーに現在地と目的地の位置関係が分かるので、とても重宝しました。
 テントに戻って、みんなで少々お昼寝をして、夕食とともに尽きないおしゃべりを楽しみました。
 3日目、下山日。朝食後テントを畳んでBCを出発。基本的に来た道を戻りますが、雪がさらに解けたことで歩けそうな場所を探して少々ズレて進みました。「この辺を渡ったはず…」と見回すと、来るときにYouさんが付けていた赤布が!デジタル(ヤマレコ)とアナログ(赤布)の両輪が噛み合って、歩くのはかなり疲れましたが行程自体はスムーズな帰路だったと思います。
 最後は鳩待峠の花豆ソフトクリームを目指して、意外と長い山ノ鼻からの道を進みました。
 乗合タクシーで沼田まで行き、温泉で汗と筋肉疲労を流して帰京となりました。
 3日間、十分すぎるほど天気に恵まれ、「一日の気温差」や「道選び、道探し」、「雪質の状態」、「撤退判断」といった危険要因を「安全に」体験することができた貴重な山行となりました。リーダーのFukuさん かわじさん、同行のYouさん ギリちゃんさん、ありがとうございました!
(記・写真 いっしー)

合宿を振り返って                   Fuku

 今回、残雪期の平ヶ岳という事で、この時期しか登れないルートで2泊3日のテント合宿を行なえた事は有意義であったと思います。年々温暖化でGWだとスノーブリッジや雪質の関係で少し時期が遅いのかもしれません。でも状況に応じて、BCの場所やルートを選んで行けたので、面白い山行になりました。だいぶ平ヶ岳近くまでは行けましたので、次回は登頂したいと思います。

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2024年05月05日

個人山行 金毘羅尾根

金毘羅山の八重桜

個人山行 金毘羅尾根

行程:武蔵五日市駅-琴平神社-①金毘羅山-➁タルクボ峰-➂麻生山-④日の出山-➄高峰山-⑥要害山-⑦三室山-愛宕神社―二俣尾駅
歩行時間:7時間30分、距離:17.4km、登り:1310m、下り;1264m
参加者:You Fuku ueno ギリちゃん 計4名

 3月10日に6月例会里山歩き(6/8(土))の下見に行った際、金毘羅山から五日市に下りたのだが、逆方向に行くと日の出山や御岳山に行けることを知った。このルートが金毘羅尾根というロングコースであり、一度行ってみたいと思い、早速企画した。
 武蔵五日市駅に集合し準備を整えたが、当日はとても暑く、いきなり半袖になる人もいた。都心の桜はすっかり終わったが、この辺りはちょうど満開で小学校や里山の桜を楽しみながら15分ほどで登山口に到着した。1時間半ごとにトップを交代することにして、登山を開始した。金毘羅山までは前回の逆コースで記憶に新しい。琴平神社で休憩し、登山道から少しはずれた金毘羅山の山頂を確認した。今回はこのような登山道をはずれたピークも踏むことにした。まもなく前回来た橋を越え、そこからは未知のルートとなる。眺望の良い場所から、戸倉方面の山々を望むことができた。次のピーク、タルクボ峰には高圧線の鉄塔が建っていた。手入れの行き届いた樹林帯の静かな道を歩いてゆく。すれ違う人は少ないが、トレランの人が多い。眺望の良い場所からは北東方向に高い構築物が見えて、「あれはなんだろう」と気になった。
 麻生山へもメインルートから分岐した破線ルートを行く。足場の悪い急登を登りつめると眺望の開けた場所にベンチが置かれていて、ここでしばし休憩をとった。御岳山への分岐を分け、日の出山への長い階段を登って、ちょうど12時頃山頂に到着した。これまでと違って多くの登山者でにぎわっており、我々も昼食を取った。次のピーク高峰山を過ぎると遠くに時おり見えていた高い構築物が突然現れた。電波塔のようであり、帰ってから調べると「青梅テレビ・FM中継局」とのことであった。要害山、三室山のピークも踏み、ここからは一気に下る。木の根や岩の多い急下降を注意して下る。愛宕神社奥の院で安全な山行に感謝し、さらに市街地入口の愛宕神社にも感謝し、ほどなく二俣尾駅に到着した。金毘羅尾根は多くの小ピークを越えていくロングコースという点で、最近行った南高尾セブンサミッツに類似しており、ピークもちょうと7個であったことから「金毘羅尾根ゼブンサミッツ」と名付けることにした。

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2024年04月14日

鷹取山 岩トレ

 

個人山行 鷹取山 岩トレ

山 域 鷹取山 
期 日 2024年3月31日
メンバ ハル ピーちゃん かわじ Taka endo

 9時に追浜駅集合、徒歩で鷹取山へ。道中の桜並木はだいぶ蕾が膨らんできて、あと数日で咲きそうな感じです。お天気は晴れ、気温は朝から20度近いくらいの暖かい日でした。
先客多数のため、少し奥の桜エリアなるところまで行き、地元山岳会の方々が宴会をしているわきで練習開始。お昼の後はコの字エリアなる場所へ移動。午後からは風が強く、目に砂が入るくらいです。撤収後は追浜駅前のお店に16時半ごろ到着、反省開始。
自分は、自前のシューズを履くのがまだ二回目というビギナーですが、一本目でいきなり上まで行けて嬉しかったです!(ズルしたけど)。楽しく有意義な時間を過ごすことができ、皆様ありがとうございました(記 endo)。

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2024年03月31日

天覧山岩トレ

天覧山頂上にて

例会山行 天覧山岩トレ

山 域:天覧山
期 日:3月2日
メンバ:かわじ なお Taka ギリちゃん Kojiro ハル ピーちゃん ヨーコ いっしー Fuku

 2チームに分かれて天覧山の入口にある広場でまず、ロープワークの練習をする。私はハルさんのチーム。いっしーさん、ヨーコさんと私が生徒で横並び。東屋の手摺りにスリングをガース・ヒッチで結びカラビナをセットして準備。ハーネスにロープの末端をフィギュアエイトノットで結ぶ。これは覚えていた。次にムンター・ヒッチを教えて貰う。カラビナに何回か練習し、ロープの反対をヨーコさんに引っ張って貰いビレイの練習。引く時の手の送り方を覚えないとだ。次にクローブ・ヒッチの結び方。何度か練習しまだ完璧ではないけど全員で岩場に移動。先に天覧山の頂上で昼食にした。
 次に頂上から少し下りた所の斜面でフィックスロープの張り方を学ぶ。ハルさんが何箇所か木に固定した所をラビットノットで通過する。次に私から一人ずつフィックスロープの練習。一人二箇所固定した。カラビナを通す時クローブ・ヒッチで結ぶのだが結び方が間違っていた。しっかり覚えないとだ。ヨーコさん、いっしーさんもやり、そこの下の岩壁の所にやってきた。
 かわじさんの班が既にロープを張って岩登りしていた。2本目のロープの方が岩が急そうなので、私は先に張っていたロープでやらせて貰う。まだどこを登るか良く分かってないけどかわじさんにビレイして貰い、好きな所登れば良いよ、と言われ、スタートするしかなかった。思ったよりどこを行くか分からなかったけど何とか上まで行ったら、今度はクライムダウンと言われ、マジかと思ったけど下った。下が見えず怖かった。とりあえず体力のある内にもう1本隣のロープも登ってみた。ギリギリ登れた感じ。もう登るのは嫌だったので、ビレイの練習。このために確保器とグローブを購入したのでなおさんに登って貰った。何人かビレイし、懸垂下降の練習もしたかったのでピーちゃんさんに教えて貰う。まず岩場じゃなく近くの木でロープの通し方を練習した。それから2本目のロープが空いてたのでピーちゃんさんに懸垂下降の段取りをして貰う。ロープを確保器にセットする時にカラビナのかけ方も決めておかないと向きが変になりダメだ。ハルさんが下のロープを持ってくれて懸垂下降をした。体がマッチ棒みたいと笑われた。何年か前のエイト環以来だ。その後何人か練習した。そこで3時過ぎになり終了時間となった。
 飯能駅までの帰り道にひな祭りを町おこしにしてるのか、ひな人形を飾る店が幾つもあった。
 岩トレは数カ月ぶりだったので、せめてロープワークは家で復習しようと思う。(記 Fuku)


 飯能駅に集合し、ハルさんから2種類の資料を配布していただいた。市街地を30分ほど歩いて天覧山の登山口に到着した。市民のウォーキングコースとなっているようなのどかな場所である。さらに10分ほど歩いて、広場に到着した。まずはトイレを済ませてから、ハーネスを装着した。
ここで2班に分かれ、ロープワークの基本訓練を行った。かわじさんの班では、まずは、ガース・ヒッチ、ムンター・ヒッチ、クローブ・ヒッチを復習した。続いて、エイト・ノット、ダブル・フィッシャーマンズ・ノットを学んだ。ムンター・ヒッチを用いた確保の練習をクライミング側と確保側を交代しながら行った。最後に、ムンター・ヒッチの仮固定方法について学んだ。(これは良くわからなかったので、後日、配布資料を見たところ、ミュール・ノットであることがわかり、復習した。)花粉症のメンバーも多く、かなり寒かったので、鼻水に苦しみながらの訓練であった。
 次に、やや傾斜が急な鎖場も通り、山頂に向かった。山頂には立派な展望台が造られており、飯能市街が一望でき、遠くにはスカイツリーなどの東京の都心、奥多摩や丹沢、そして雲がかかってはいたが、富士山も望むことができた。ここで昼食をとった。
 昼食後は、山頂からやや下った急傾斜の岩稜にかわじ班長がフィックスロープを張ってくださり、ラピッド・ノットを用いて下る練習をした。
 岩場に到着し、トップロープを2本セットし、交代でビレイしながらクライミングの練習をした。ルートによって難度が異なるので、それぞれの力量に応じたルートを何回も登った。
 最後に、懸垂下降で降りる練習をした。懸垂下降自体よりも、下降器にロープをセットし、ビレイループのカラビナに移す際に、向きが逆になってしまうことが多く、この部分の訓練が必要である。
 訓練を終え、下山する際に、登りでは気が付かなった羅漢像を見た。十六羅漢とのことであるが24あるようだ。様々な表情の羅漢があり、変顔のようなものもあり、楽しんだ。飯能市街に戻ると、ひな人形を展示しているところがあった。それ以外にもひな人形を飾っているところが多く、ひな人形は飯能の名物と思われた。帰ってから調べてみると、「第18回飯能ひな飾り展2024」が3/3まで開催されているとのことであった。
 ハルリーダー、かわじ班長のおかげで、ロープワーク、クライミング、懸垂下降など、充実した「岩トレ」ができた。忘れないように資料を見て復習し、次回の「岩トレ」に期待したい。
                                  (記 ギリちゃん)

 

 

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2024年03月02日

南高尾セブンサミッツ

見晴台から丹沢を望む

南高尾セブンサミッツ

山 域:南高尾
期 日:2月11日
メンバ:Fuku かわじ ギリちゃん Kojiro Uepon Hara
行 程:高尾山口駅→草戸山(354m)→榎窪山(420m)→泰光寺山(475m)→入沢山(490m)→中沢山(494m)→金毘羅山(515m)→大洞山(515m)→大垂水峠分岐→もみじ平→6号路→琵琶滝道→高尾山口駅 (歩行7.5時間)

 高尾山口に着くと、周囲の雪が多く、都心との違いを感じさせられた。セブンサミッツの最初は草戸山であり、例によって民家の脇の小道からスタートする。残雪が残っていて歩きにくかったが、やがて道が太くなり、森林の登山道をアップダウンを繰り返しながら進んでゆき1時間半ほどで草戸山に到着。残念ながら、展望台は老朽化のためか、立ち入り禁止になっていたが、下からでもスカイツリーなど都心方向が良く見え、その先には筑波山が見えた。
 草戸山から城山湖を眺めながら20分ほど進むと2番目の榎窪山に到着。三沢峠を通り過ぎると分岐があり、急登の方を登ると榎窪山から20分ほどで3番目の泰光寺山に到着。西山峠を過ぎると、すばらしい龍の彫刻が何気なく置かれている。倒木に彫刻したようで、一部が平坦で、ベンチになっている。
勾配の少ない道を調子よく歩いていると、「そろそろ入沢山ではないか?」という声があり、登山アプリを見てみると、入沢山はとうに過ぎているではないか?入沢山は主登山道からはずれて分岐を行かなくてはならないが、その分岐に気付かなかった。しかたないので、分岐まで戻り、4番目の入沢山に到着。30分以上ロスしてしまった。頂上は狭いが、立派なテーブルが置かれ、「天空のレストラン」という看板があって、高尾山や城山などが良く見える。
 登山道沿いの眺望の良い場所にベンチが置かれている場所が「見晴台」である。目の前に津久井湖があり、丹沢方面も良く見える。ここで昼食とする予定であったが、狭くて混雑しているため、先に進んだ。入沢山から45分ほどで、5番目の中沢山に到着。ここには観音様がある。ここから10分で6番目の金毘羅山に到着。ベンチとテーブルがあり、空いていたので、ここで昼食をとった。ここから5分ほどで、セブンサミッツ最後の最高峰536mの大洞山に到着。しだいに雪が増えてきたのだが、午後になって気温が上がり、融けてドロドロになっているところが多かった。後半は山の間隔が短く、意外と簡単にセブンサミッツ7座の縦走を達成することができた。
 大洞山からは、大垂水峠、もみじ平を通り、5号路で高尾山頂をエスケープし、6号路で琵琶滝を通って高尾山口駅まで2時間50分であった。
合計時間7時間40分(内休憩1時間15分)、全行程16.5km、累積標高差1092mの良いトレーニングになった。
                                  (記 ギリちゃん)

 

 

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2024年02月11日

スノーカーニバル 入笠山・車山

大橋ペンションの前で

スノーカーニバル 入笠山・車山

山 域:入笠山・車山
期 日:2月3日~4日
メンバ:かわじ ハル Fuku なべ 輝男 トシ Kakashi マッちゃん Taka 良ちゃん あーやんくうちゃん なお ミドリ こいさん いっしー ヨーコ ピーちゃん 他ゲスト

 1日目 入笠山
「スノーシューでサクサク行く組」
 富士見パノラマリゾートでバスを降りると、誘導係のお兄さんから「ガリガリの雪で、今日はスノーシューには不適ですね~」と言われてがっかり。チェーンスパイクに変更するか?と少し迷うが、せっかくスノーシューをレンタルしてきたので、ゴンドラ山頂駅まで携行することにした。これまでワカンばかりでスノーシューを経験したことが無かったので、今回はお試しにレンタルすることにしたのだ。(レンタル料は、1泊2日送料込みで約3,600円とお手頃だ。)
 ゴンドラを降りると、まあまあの雪があってスノーシューが使えそうだ。スノーシューを装着して歩き出すが、想像していたよりも脚が重い。ワカンよりも気持ちがいいのかなと期待していたのだがそれほどでもない。ワカンでは沈むくらいの深い雪でなければスノーシューの良さが味わえないのかもしれないですね。
 入笠湿原を過ぎマナスル山荘付近で一本立てた。ここで近藤さんらと分かれてサクサクと入笠山の山頂を目指しました。スノーシューでの登りに苦労するかと思いきやグリップに何の問題なく山頂に立つことができました。山頂では先行して出発した小泉さんと大木さん達が待っていました。相変わらずの健脚ですね!
 入笠山は今回を含めて4回めですが、いつも晴天で毎回360度の大パノラマが迎えてくれました。期待を裏切らない山ですね。
 雪景色を楽しんだ後、下山開始。下りは敢えて登山道からそれて林間コースを歩きました。雪はガリガリでしたが一部踏み跡がないところも歩けて、スノーシューの楽しさを少し味わうことができた一日でした。
 スノーカーニバルの係の皆さん、素晴らしい体験をありがとうございました。
                                  (記 なべ)

 2日目 車山
「ちょっと歩く組」 
 =雲の額縁=
 今日は車山から車山肩までのコースを歩きます。深田久弥氏は霧ヶ峰の最初の一文に「山には、登る山と遊ぶ山がある」と書かれていました。スノーシューでおおらかな斜面を進みながら、なるほどと思いました。
 車山高原スカイパークスキー場のリフト2基を乗り継ぎ車山直下に着きます。リフトから気をつけて降り、フッと振り向くと我がパーティの女性2名がリフトから滑らないように、車山の王子さまがサ~と駆け寄り二人の間に入りホローしていました。二人は照れる様子もなくニコニコでした。王子さまが一言、両手に花束です、と言いながら去って行きました。スタートから気持ちの良い人に会えてよかったです。去った後も二人はやや興奮気味でした。
 ひと登りで霧ヶ峰の最高峰、車山です。山頂には四隅を立派な御柱で囲まれた車山神社があります。手を合わせ、今日も楽しい一日でありますように。
 気象レーダー観測所の脇を進み広々とした台地に出ると、全員オーと声が出てしまいました。山肌が寄せては返す波みの様です。もう少し積雪があるとスノーシューも喜ぶかと思いますが昨日、夜の降雪で少しはサクサクと身体に感じる場所もあり少しは良かったかと思います。
 コースの両サイドにはロープが張ってあり中に立ち入らないようになっています。少しでも気持ち良く歩ける様に、コース取りをしながら進んで行くとピーちゃんさんが立ち止まり、指で山をさし、立派な額縁に収まっている様だと喜んでいました。なるほど山の中腹まで雲がかかり山々の少し上からは又雲がかかっていて、額縁の中の絵画の様だ。それを聞いていた他の人が、上手いことを言うね~と感心していました。
 今日一番の神様からの贈り物です。ゆっくり、ゆっくり歩いて「遊ぶ山」を楽しみました。
(記 ハル)

「しっかり歩く組」
 スキーヤーでにぎわうリフト駅でスノーシューを着装し、「ちょっと歩く組」の皆さんと別れ、8名のメンバーで曇天のグレー一色のなか歩き出したと思う間もなく、車山の山名標が現れた。奥には真ん丸の球体をのせた気象レーダーの四角い建物、左には車山神社の御柱がある。晴れていれば鳥居越しに富士を望む展望が開けているそうなのだが、厚い雲で覆われていた。前夜の降雪で薄化粧した広い高原の道を進む。メンバーとおしゃべりしながらスノーハイク。垂れこめた雲の切れ目から遠く白いアルプスの山並みが連なる。やがて「ころぼっくるひゅって」の建物と車山肩の駐車場が見えてきた。良ちゃんさんやくうちゃんさんの姿に「ターンネ~」とよびかける。ヒュッテの宿泊者なのか、軽装の若いカップルもちらほら散歩している。ここでお昼休憩。帰路はヒュッテの前にある木道から車山湿原を横切る。木道にわずかに積もった雪から外れないよう足運びに気を遣う。夏は一面のニッコウキスゲで覆われるさまを想像して歩く。車山乗越を過ぎてスキー場のコースと並走して下った。結構傾斜があり、特にスノーボードの軌跡の雪は滑るが、メンバーは一人も尻餅をつかないので、私も頑張った。スキー場に流れるちょっと懐かしい流行歌を聴きながら、楽しく歩いた。ポケットにいれた甘納豆の小さな包み。お昼休憩のとき皆のザックの上にそっと置かれた良ちゃんさんの差し入れ。このおやつをスキー場で休憩の時に口の中に入れるとなんとも美味しかった。終点のリフト駅に着き、楽しそうな子供エリアを眺めてほっこりし、のどかな雪歩きを終えた。(記 Taka)

「スキー組 1日目2日目」
 スキーに参加しての感想
 転倒で脚をいためたこともあって、山行には参加できないでいました。その後、娘の具合がわるくなり、日帰りの山行もなかなか行けないでいました。また、仕事も週に3日以上あり、脱原発運動や戦争する国にする憲法改悪に反対する運動にも参加し、忙しくしています。
今回のスノーカーニバル参加については、樅の木会の行事になかなか参加できないでいたので、昔参加していたスノーカーニバルに特別に参加することにしました。
高尾のグリーンハウスでの忘年会で、新会員のKojiroさんがスノーカーニバルにスキーで参加したいとのことだったので、スノーカーニバルを楽しみにもしていました。 メールでKojiroさんが参加できなくなったのを知ったときに、スキーは一人ならスノーシューにしようか迷いました。ただ、あまり歩いていないから、皆の足手まといになるのではとの不安もあり、一人であってもスキーで参加することにしていました。
1日目の富士見パノラマスキー場は30年前に町内会の4家族で行ったこともあるスキー場でした。スキー場は頂上から下まで雪はたっぷりありました。たぶん、降雪機による人工雪でしょうが。晴れていて、山景色が最高でした。2年ぶりのスキーでした。レンタルで時間を取りましたが、足慣らしができました。
 2日目の車山スキー場も、45才の頃、何度かマイカー日帰りで滑ったことがあります。その当時と比べてスキー場の雪の少なさには驚きました。メインのスキーバーンには雪があって、スキーは快適でした。一日目と違い、身体もスキーを思い出してくれて、運動不足の足にしては、たっぷりと楽しめました。
宿泊した大橋ペンションは2度目で懐かしく思いました。あの時は野菜ジャムの美味しさに感動したのをおぼえています。スノーカーニバル担当の頃はこいさんややまめさんやくうちゃんさんやKakashiさん、岩ちゃんさん、皆に協力頂いたのを懐かしく思い出しました。足を鍛えて、たまぁーには、日帰り山行には参加したくおもっています。もちろん、私たちの山行が幾重にもできるよう、二度と戦争しないことを誓った憲法は大切にしたく思います。最低限の自衛は現憲法で対応できる解釈で平和を守ろうと思っています。
自然災害は仕方ないですが、人災は無くさなければと思います。(記 ミドリ)

 

 

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2024年02月04日

新年山行 金時山

 

新年山行 金時山

山 域:金時山
期 日:1月13日
メンバ:Fuku、なお、Kakashi、ピーちゃん、Taka、ヨーコ、かわじ、Hara、endo
コースタイム:乙女峠登山口10:00出発~10:45乙女峠~11:15長尾山~12:20金時山
12:55~13:45矢倉沢峠~14:20金時山登山口バス停

 御殿場駅から乙女峠へのバスはあまりないのでタクシーで行く。
Fukuリーダーの挨拶後、出発。登山口から乙女峠までは少し地味な道をのんびり登る。
乙女峠では、小さな展望台からの富士山を楽しみにしていたけど、雲に隠れてしまった。しかし展望は広々として、気持ちいい。
登りは2時間くらいの行程だか、長尾山を越えて、金時山までは大涌谷、芦ノ湖が見えたり、簡単な岩場があったりと楽しい行程。
山頂は風が吹いていて寒かったが防寒をしっかりし、岩陰に座ると結構大丈夫。ピーちゃんさんからひよ子を頂き(懐かしい)のんびりお昼を楽しむ。
金時娘はいなかったです。
そして、トイレは新しくなってました(100円)
下山は金時山登山口まで。道は悪くなく歩きやすいけど、ずっと下りが続くので、登りにしないで良かったかも。
御殿場駅までは路線バスに乗りアウトレット経由で、駅に行きました。
(記 なお)

 

(写真 Kakashi Fuku Hara)

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2024年01月13日

冬合宿2023 白毛門

 

冬合宿 白毛門

山 域:谷川連峰 白毛門
期 日:12月27日~29日
メンバ:L ハル、SL なべ、Fuku、ヨーコ、ギリちゃん、endo
コースタイム:
1日目 偵察 テント場12:30―標高970m地点―テント場14:50 
2日目 テント場6:45―10:30松ノ木沢の頭―12:25白毛門12:45―14:15松ノ木沢の頭―テント場16:22
3日目 湯檜曽川沿い散策 土合橋先の新道入口9:40・・・・11:00新道入り口

合宿1日目
 高崎駅に集合して水上駅へと向かう。車窓から見る青空は絶好の登山日和。ところが水上に着くと、どんよりとした曇り空に変わった。谷川の天気・雰囲気は独特なものがある。
 土合橋バス停で下車し、駐車場の先の登山口近くの開けた場所を見つけ、ここに2張のテントを設営した。そのあと偵察に向かう。登りはツボ足で標高970m地点まで行き、下りはアイゼンを着けてテント場に戻った。登山道は登り一本調子で段差も大きくてかなりキツそうだ。
 テントで少しの酒と各自用意の食事を済ませ、明日の行動予定を確認して眠りについた。

合宿2日目
 4時起床、寒い!各自朝食後に出発の準備をする。最初からハーネス、ヘルメットとアイゼンを装着。念のためワカンをザックに着けて6:45に出発した。途中、樹林帯から見える谷川岳方面の山肌が朝日で紅く染まるモルゲンロート。
 登山口から直登が続きしかも段差が大きいため、ゼイゼイ言いながら登る、かなりきつい。松ノ木沢の頭辺りで視界が開けた。白毛門から降りてきた登山者にトレースの有無を確認すると、トレースを作ってきたということで、申し訳ないけど正直有難い。
 山頂直下には大きな岩場を鎖を頼りにして超える難所があり、山頂に着いたのは12時を過ぎていた。頂上から笠ヶ岳や朝日岳などの冬景色を眺め、集合写真を撮って早めに下山を開始した。
 下りでは湿った雪がアイゼンの底に着き(雪団子)、何度も滑ったり転んだりしながら降りた。数か所の難所を通過し標高1000m近くまで降りてきた。今朝まであった雪がかなり溶けて泥土が出てかなり歩きにくい。しかも木の根や段差が大きくて最後まで緊張を強いられた。幸いテントには日没前に帰って来ることができた。
 この日は、気温が高く風も殆ど無かったため汗ばむほどの陽気だったが、それ以上に山頂を踏むことができて本当に運が良かったと思う。

合宿3日目
 5時起床、外はみぞれ?が降っている。朝食を済ませてテントを撤収し、パッキング。荷物を駐車場奥の隅にデポして、必要最小限の物を持って湯檜曽川沿いの林道をワカンで散策した。新雪を選んで歩き、川原に降りて静けさの中でコーヒーブレイクした。
 駐車場に戻り、土合橋バス停12:02発のバスで帰路に着いた。
(記 なべ)

 

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2023年12月29日

例会山行 忘年山行 草戸山

高尾グリーンセンターの前で

例会山行 忘年山行 草戸山

山 域:奥秩父 笠取山
期 日:2023年12月9日(土)-10日(日)
メンバ:ハル、かわじ、Fuku、トシ、良ちゃん、あーやん、岩ちゃん、Kakashi、マッちゃん、やまめ、ピーちゃん、Hara母、いっしー、なべ、くうちゃん、endo、ミドリ、しまちゃん、こいさん、Hara

2日目
 日帰り参加ため、9時に高尾山口駅に集合。帰宅組のくうちゃんさん、なべさんと挨拶をして、Fukuさんの車でグリーンセンターへ。昨日のお話を聞きながら道中を進みます。
 到着後、宿泊組の方と合流して、草戸山へ出発。登山口過ぎて早速急登があり、息が上がるが、気温が低く寒かったので身体が温まってきました。丸太の階段が設置された登りでは息が上がりましたが、休憩を挟みながら進み、全員同じペースで草戸山に登頂することができました。途中でグリーンセンターから三沢峠へ歩いたこいさんと合流しグリーンセンターへ戻りました。
 多くは落葉していましたが、色づいた紅葉がところどころあり、癒されました。天気にも恵まれ、よい山歩きでした。
 グリーンセンターが見えてきたら、「ターンネ!」の掛け声が聞こえてきました。センターに残っていたみなさんと合流。バーベキューが始まり、お肉や野菜、焼きうどんなどなど美味しい料理とお酒をいただきながら、楽しい時間を過ごしました。
 ご準備いただいた皆様のおかげでとても楽しい時間を過ごすことができました。親子ともどもお世話になり、ありがとうございました。(記 Hara)

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2023年12月10日

例会山行 地図読み 三浦富士~武山

 

例会山行 地図読み 三浦富士から武山

山 域:三浦半島 三浦富士~砲台山~武山
期 日:11月25日(土)
参加者:L ハル、SL ピーちゃん、Kakashi、良ちゃん、岩ちゃん、輝男、Anne、Fuku、なべ、ヨーコ、かわじ、ギリちゃん
コースタイム:9:00 京急長沢駅 9:10 … 9:20 登山口 … 10:20 休憩 10:35 … 10:40 三浦富士 10:50 … 11:20 ベンチ 11:35 … 11:40 砲台山 11:45 … 12:10 武山 13:00 … 14:20 津久井浜駅

9:00京急長沢駅に集合。前日よりも気温が10度以上低くて風が強い。
先ずはハルさんから1/25000よりも細かく見る事ができると1/15000の地図を頂き、基本知識の説明と駅周辺を観察して線路のトンネルや高架下の道路等から現在位置の確認をして、なべさんからはヤマレコの使い方を教えて頂いてから出発。何時も登山口にたどり着けるかの不安があるのですが、今回は登山口までも道路の状況や建物の確認をしながらだったので、これだけでも参加をして良かったと思いました。
登山道に入ってからも地図記号や等高線、地形等を確認し、地図とヤマレコで現在位置の確認をしながら駅から駅まで町中も教えて頂けました。
風が強く寒いだけに武山の展望台からは、筑波山、スカイツリー、ランドマークタワーの後方には日光の山並みまで見えていましたし、町に出てからは、観光農園でサツマイモと紫ブロッコリー、駅前ではとても甘いピンポン玉の親分位の大きさのみかんが買えて大満足の1日でした。
ハルさん、なべさん、参加の皆さん、楽しい時間を過ごす事が出来ました。ありがとうございました。

(記 ピーちゃん)

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2023年11月25日

例会山行 流星群鑑賞 毛無山 十二が岳 西湖岩

 

例会山行 流星群鑑賞キャンプ 毛無山~十二ヶ岳 西湖岩

山 域:西湖周辺 毛無山~十二ヶ岳 西湖岩
期 日:10月21日(土)~22日(日)
参加者:Fuku、いっしー、ハル、ピーちゃん、ヨーコ、Taka、ギリちゃん、なべ(21日)

 スノーカーニバル、春・夏・秋合宿…泊りの山行は毎年幾つか参加しているけれど、こんな眺望に恵まれた場所に行ってもきちんと星を眺めたことはなかったなぁと2023年流星群スケジュールを調べたら、10月21-22日、土日にオリオン座流星群のピークが重なるとのこと。これは!とテーマを「星」にしてキャンプができる場所をあれこれ探したら、係り相方のギリちゃんさんがハイキングもできて登りごたえのある山も近くにあるという西湖を提案してくださいました。
 秋の行楽シーズン、インバウンドの影響もあるのか都内-河口湖の高速バスは軒並み満席、電車も外国客、若人、登山客でぎっしり。前日からキャンプ場入りしていたピーちゃんさんからも「周遊バス券も並んでるから誰かまとめて買った方がいいよ」とアドバイスメール。ヨーコさんが河口湖駅に先に到着しているとのことだったので購入をお願いし、何とか予定通りの周遊バスに乗ることができました。観光地をナメてはいけませんね…。
 西湖津原キャンプ場に着くと前泊のハルさん・ピーちゃんさんが出迎えてくれました。広々したサイトにテントを張って、再び周遊バスに乗り三湖台で下車。広葉樹の根っこが蔓延るなかなかの斜面を登ると、ススキの向こうに富士山が見える見晴らし台に到着。そのままハイキングロードを行き、紅葉台では富士山に背を向ける位置にナゾの椅子がぽつり一脚。鳴沢氷穴では屈まないと通れない細い洞窟を通って、万年氷や江ノ島まで続くという伝説をもつ地獄穴を見物。寒い!
 鬱蒼とした青木ヶ原樹海を歩き、富岳風穴は素通りして再び周遊バスに乗り込み「いやしの里 根場」で茅葺きの日本家屋を軽く眺めておやつタイム。
 再びバスに乗って、夜に備えてテントで早めの夕食。たっぷりのおつまみと、用意した鮭のちゃんちゃん焼き、東北名物豆しとぎにお酒と話が進んでいきます。
 テントはクライミング組と縦走組に分かれて9時頃就寝。雲はほぼなく夜空には明るい星が見えていました。ただ、キャンプ場の設備がよく、トイレを含め煌々と明かりが灯っていることに流星群鑑賞には一抹の不安が過ぎります。
 ぐっすり寝て、3時半にセットしたアラームで起きたところで防寒着を着込んでテントの外へ。星は見えるもののやっぱりキャンプサイトは充分明るい。西湖湖畔に向かい、なるべく街頭などの影響が少ない場所を探して星空を見上げました。
 オリオン、カシオペア、北極星、北斗七星。自分で判るのはここまで。星空アプリを空に向けると、アンドロメダ、くじら、ペルセウス…ギリシャ神話のキャラクターが並びます。ふむふむ、あの目立つのは木星。お~「とかげ」なんて星座もあるのか。そうこうしているうちに、1つ流れ星!風はないものの、ギリちゃんさんは寒さで一足先にテントへ。Fukuさんと30分ちょい粘って、私は最終的に3個の流星を見ることができました。もう少し流れるのを期待していたけれど、星空は本当に綺麗でした。日本の行き届いた電気設備に脱帽です。
2日間本当に天気に恵まれ、展望もハイキングも縦走も充実した山行となりました。(記 いっしー)

十二ヶ岳 山行報告                         
2023.10.22(日)晴れ
 西湖津原キャンプ場6:15~6:40毛無山登山口~8:35毛無山 8:55~10:55十二ヶ岳頂上11:17~13:10十二ヶ岳登山口・いずみの湯 14:18バス~15:10河口湖駅

 昨夜は晩御飯のあと2つのテントに分かれ就寝。オリオン座流星群を見るため3:30位には起きる事にした。誰かの目覚ましで起き、静かに外に出た。湖畔の方が暗そうなので湖畔まで行きいっしーさんギリちゃんさんと星空を見て流れ星を探した。ギリちゃんさんは寒くて戻った。いっしーさんが見えた、と言った。私も暫くじっと見てたら星が流れた。ホント一瞬で願い事する時間はなかった。5・6分待ちもう1つ見えたので朝ごはんのテントに戻った。流星群は思ったより少なかったかもですが一瞬の流れ星は光って綺麗でした。こんなの見る機会ないので企画してくれたいっしーさん、ギリちゃんさんに感謝です。
 朝ごはんでは各自のお湯で作る食事の前にいっしーさんの味噌汁、ピーちゃんさんからのスープも貰い大満足。テントを撤収して、これで帰るなべさんと別れ、岩登り3人に先立って6:15出発した。
一般道を歩き毛無山登山口から山道に入る。いきなり急登で1時間キツイ。途中のピークから少し緩んだけど湖からは600m上がらなきゃならない。暫くすると富士山の展望が良くなり頂上間近では裾野から綺麗に見えていたので頂上で景色が良いか分からないので大休憩にした。日差しも強くほんわかした。頂上では集合写真だけ撮ってポールを仕舞い十二ヶ岳に向かった。ここは一ヶ岳・二ヶ岳と順番通りの看板がある。すぐの時もあれば長い時もあるので決まりは良く分からない。岩稜地帯とは聞いていたが鎖やロープを張っている所がほとんどだった。気を抜かない様に慎重に進んだ。昨年行った秩父二子山に似ている。十一ヶ岳で休憩し最後に備える。ここで半分ちょっと。吊橋はめっちゃ揺れる。十二ヶ岳までは岩トレと同じ感じ。Takaさんとこういう所が東京の近くにあれば練習に良いよね、なんて話しながら頑張って頂上に着いた。この辺は結構紅葉も綺麗になっていた。頂上では何組か会い、場所も狭いので少し戻って分岐の所で昼食にした。充分休んで下り始めた。下りも急で木の根も出ていて滑りやすく気を使った。途中岩壁が近そうな所で要望通り「タンネ~」と皆で叫んだ。風も強く聞こえなかったかもしれない。3か所で叫んだ。長い長い下り何とか2時間かからず、いずみの湯に着いた。
 バスの出発まで丁度1時間あるのでゆっくり入れた。岩トレチームは遅れそうなので先に河口湖駅に行った。1時間後の電車に乗ると決めて、予定通り駅前の平井売店で食事した。16:06発の各駅停車に乗ってると岩トレチーム3人がギリギリに乗ってきた。1本後のバスで来て間に合った。混んでて話はしなかったが最後に揃って良かった。大月で私は違う電車に乗った。言い忘れたけど、テント本体を持って帰ってくれたなべさん有難う。遠いけど、また来たい山です。(記 Fuku)

西湖岩 報告
10月20日(金)
 河口湖から25分程バスに乗りキャンプ場に着く。2泊の受付を済ませて皆のザックが置ける様に屋根とテーブルと椅子の有る所の目の前にテントを張った。
 1時間後のバスに乗り40分をかけて十二ヶ岳登山口でバスを降り、岩場までは50分かかった。何年か前に数回来たことのある懐かしい岩場だ。先ずは5.8をリードで登ったが下の方しかアンカーが無くカムも持っていたが使うところもなさそう(-_-;)落ちたらグランドしてしまうので途中、右隣の凹角のあるルートの被っている岩の上にボルトが見えたので手を伸ばすが届かない…。しかも風が強くてチョット恐い(-_-;)何回か手を伸ばしてやっと届いたが、その後は無かった。
この日は5.8と5.10aをトップロープで登り練習を終えた。
10月22日(日)
 朝、登山組と分かれて歩いて岩場に向かった。
今日も風が強いので、ハルさんに一昨日の5.8のルートにロープをセットしてもらいました(;^_^A 。この日は5.8と右隣の5.10bの練習をした。
練習を終えてから右に回り込んだルートの偵察をしてから下山をしました。
両日ともに風が強く寒かったが、岩が乾いていて気持ち良く練習が出来ました。
前日、全員でハイキング+観光をした時にバスが20分遅れて、特急や高速バスを予約している人達は大変だなと思っていたのをすっかり忘れていて、河口湖駅にバスが着いたのは電車の発車時刻2分前でした。(記 ピーちゃん)

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2023年10月22日

例会山行 伊豆ヶ岳

参加者全員で記念写真

例会山行 伊豆ヶ岳

山 域:奥武蔵 伊豆ヶ岳
期 日:10月14日(土)
参加者:Fuku(L)、いっしー、なべ、Kakashi、ハル、ピーちゃん、トシ、岩ちゃん、ヨーコ、Hara、良ちゃん、Taka、ゲスト2名 
コースタイム:9:10正丸駅→9:40馬頭尊→11:10五輪山→11:30伊豆ヶ岳→
12:15五輪山→12:35小高山→13:00正丸峠→13:40馬頭尊→14:10正丸駅

 集合した正丸駅はハイカーで賑やかだった。我がパーティも輪になって挨拶。今日はおふたりのゲストも参加して14名の大所帯だ。登山口までの道沿いの民家の庭先はコスモスや秋明菊が咲いていて、ようやく秋めいた季節を感じた。登山口からは暗い樹林帯のなだらかな道だったが、正丸峠分岐を過ぎ、ボロボロに崩れる急斜面に難儀して登り、五輪山を経て男坂が現れた。はなかなかの斜度でそそられるが、鎖のアスレチックは次の機会とし、女坂をゆく。ゆるく登った先の頂上はたくさんの人がいて、人気の山なのだと思った。差し入れのオヤツでお腹は膨れていたけれど、しっかりお昼を食べた。下りは小高山を経て正丸峠へ。峠から沢沿いに荒れた道を下り、正丸駅へ帰着。山を歩きなれた健脚のゲストお二人も参加して飯能駅近くの中華料理店で、和やかだった今日の山行を締めくくった。
(記 Taka)

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2023年10月14日

個人山行 八ヶ岳 小同心クラック

 

個人山行 八ヶ岳 小同心クラック

山 域:八ヶ岳 小同心
期 日:9月29日~10月1日
参加者:L ハル、ピーちゃん、かわじ
コースタイム:
9/29(金)美濃戸口11:15→12:35美濃戸12:50→13:55堰堤14:00→15:40赤岳鉱泉テント場【泊】
9/30(土)テント場5:25→8:00大同心基部→8:30小同心9:10→11:30横岳12:10→13:00硫黄岳山荘13:10→13:45硫黄岳13:50→赤岩の頭14:25→テント場15:55
10/1(日)テント場7:25→9:20美濃戸9:30→美濃戸口10:20

9/30
昨日は北沢経由で赤岳鉱泉のテント場にツエルトを張る。
今日は小同心を登り硫黄岳からテント場に戻る。急な大同心稜を登っていると若者二人が風のごとく追い抜き、いつの間にか姿が見えなくなった。素晴らしい歩きだ、羨ましいが私たちは自分のペースで登ろう。このルートは通常、夜行日帰り又は一泊2日だが二泊3日で予定を立てた。年相応の日程で無理なく長く登山をしたいので。
やっと小同心基部にたどり着く。そこには時々、冷たい風が流れていた。
このルートは何回登っただろうか。無雪期、積雪期。最初は先輩に連れられて興奮しながら何がなんだか、よくわからず夢中で登った。その後は仲間と気合を入れて登った。
ある冬は仲間4~5人?で登り、時間切れで稜線の硫黄小屋で夜を明かした。当時は冬の営業はしていなかった様で、たまたま開いているスペースがあり一晩お世話になった。
よりかかるには丁度良い角度の板壁が有りやっと落ち着く。改めてライトで確認すると雪の結晶が光で反射し非常に綺麗だ。でも何か変だ。良~く見ると此処は何人か一緒に使用できる男性用の(小)のトイレだった。ま~良いか、外でのビバークより此処の方が居心地が良いし。
そんな事を思っていたらかわじ君から「解除」との元気のよい声がかかってきた。彼が今回最後までリードをしてくれた。しかも後ろ2人は同時登攀なので確保が非常に難しいが上手くロープをさばき、さすがだ。
そんな事もあってスムーズに登れた。やや寒かったが気持ちの良いクライミングだった。
横岳の主峰、奥ノ院にあがる。薄日が差し暖かい。ここでゆっくり休み硫黄岳に向かう。
硫黄岳山荘でトイレを貸してもらう。非常に綺麗で気持ち良い。硫黄岳から赤岳鉱泉へと向かう。天気予報通り夜から雨となった。八ヶ岳も少しずつ冬景色に変わるのだろう。(記 ハル)

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2023年10月01日

涸沢 テント泊山行

 

個人山行 涸沢 テント泊山行

山 域 北アルプス 涸沢カール 
期 日 2023年9月28日~30日
メンバ Hara taka
行 程 9/28 12:45 上高地→13:35 明神→14:30 徳澤
    9/29 7:00 徳澤→8:10 横尾→9:30 本谷橋→11:40 涸沢ヒュッテ 散策
    9/30 7:30 涸沢→横尾→11:45 徳澤→14:00 上高地

 紅葉の時期に涸沢テント泊をしたく、takaさんをお誘いして、行ってきました。
 1日目/正午前に上高地に到着。軽い昼食を取り横尾を目指します。
 この日の前日27日に、河童橋から200メートルほどの遊歩道で熊が出没し、遭遇した観光客が怪我をしました。そのため、熊に遭遇しないことを願いつつ、熊鈴を鳴らしながら歩きました。紅葉シーズンということもあり、平日にも関わらず観光客も多く、河童橋周辺、小梨平から明神へ向かう道も、観光客の方が多く歩いていました。明神を過ぎ、徳沢へ向かう途中、道に熊鈴が設置されている曲がり角の箇所で熊鈴を鳴らして、角を曲がると茶色い四足歩行の動物が5メートル先を歩いていました。「熊?!」と息を呑みましたが、よく見ると丸々太った猿でした。冷や汗をかきましたが気を取り直して、進みます。徳沢まで平坦な林道歩きなので、気持ちよく歩きました。
徳沢に着いたところで、空が暗くなり雨が降りそうな雲行きになっていました。予定では横尾でテントを張る予定でしたが、徳沢でテントを張ることに。平日にも関わらず、テントは20張ほど張られていました。良さそうな場所を探して、悪戦苦闘しながらもなんとか設営完了。二人で張ったテントはなんとも誇らしく、写真を何枚も撮りました。
天気が崩れる前に夕食を始め、外で調理していると霧雨が降り始めました。鍋の夕食を済ませ、8時前には就寝。夜の間はずっと雨が降っていました。
 2日目/明け方まで降り続いていた雨は5時ごろには止みました。テント場から見える山々が朝日に照らされて綺麗でした。朝食を済ませ、濡れたテントに苦戦しながら撤収。
天気は回復し、概ね晴天。徳沢から横尾、横尾から本谷橋の区間は歩きやすい林道で、気持ちよく歩きました。本谷橋を渡り、急坂を登ります。下りてくる登山者も多く、道を譲りながら進みます。この区間が一番きつく感じました。Sガレを過ぎ、しばらく歩くと涸沢への石段へ。ここからが、だらだら長く感じる登りで、前回歩いた時の辛かった思い出が蘇りますが、なんとか涸沢ヒュッテへ到着。石段を登る間にナナカマドの真っ赤な実がたくさん見られ、可愛らしさに励まされました。
涸沢ではテントが張れないこともあるくらい人が多い日があると聞いていましたが、なんとか場所を確保して、前日よりもスムーズにテントを設営できました。お昼は涸沢ヒュッテで、おでんと迷いましたがラーメンを頼み、美味しくいただきました。その後、涸沢小屋まで登り、北穂高への登山道を20分ほど登りました。紅葉が始まっていて、淡く色づいた山が美しかったです。テントに戻り、奥穂高岳に向かうパノラマコースも散策。涸沢槍や北穂高と紅葉が美しく何枚も写真を撮りました。帰りに涸沢池のほとりも歩き、散策を終えました。2週間ほど前に、涸沢の水場が枯れたため横尾から水を持参するようにと涸沢ヒュッテから情報が出ていましたが、その後、水不足が解消されたので夕食や飲み水も利用できました。その日の夜は中秋の名月。月明かりの明るさが神秘的でした。星空を期待していたのですが、残念ながら月の明るさで、うっすらとしか星空が見えず残念でしたが、美しい満月を満喫できました。
 紅葉ピークまでは行きませんでしたが、色付いた涸沢でテント泊ができ、とても素晴らしい山行でした。今回は涸沢止まりでしたが、次回は北穂に登れたらと思います。(記 Hara)


 3日目/前穂高岳の向こうから光が差し込み、バラ色が空に広がっていく。北穂の穂先からモルゲンロートが始まった。鮮やかな緋色ではないが、高嶺の荘厳な姿が胸に迫る。稜線をゆくヘッドランプが点滅するのを、憧れとともに見つめた。
ゆっくり朝食をとり、テントをたたんだ。土曜日の朝なので、登山者とのすれ違いが心配だが、名残り惜しさで何度も振り返ったり写真撮ったりで、ヒュッテの石段を下り始めたのは予定より遅くなっていた。紅葉は来たときより進んでいた。ときおり渋滞があったが、順調にヒカリとサワ音のあふれる本谷橋に到着。徳沢園のカレーでエネルギーを補給し、ここから先はひたすら上高地に向かって歩いた。ヘルメットを担いだ登山者に追い抜かれるたびに、Haraさんと「この次は、私たちも!」と気持ちを交わしあった。テントでなければ見ることのできない景色を味わった3日間であった。(記 taka)

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2023年09月30日

例会山行 秋合宿 裏剱

仙人池越しの裏剱 モルゲンロート

例会山行 秋合宿 ~裏剱~

山 域:北アルプス 裏剱
期 日:9月16日~19日
参加者:L かわじ SL fuku なべ いっしー you ぎりちゃん 輝男 ヨーコ 
コースタイム
16日 室堂8:40・・・9:30雷鳥沢キャンプ場9:45・・・11:45剣御前小舎
17日 小舎7:15・・・7:55剣沢キャンプ場8:20・・・8:25剣沢小屋9:40・・・12:20真砂沢ロッジ12:50・・・14:15二股14:23・・・17:50仙人池ヒュッテ
18日 ヒュッテ6:07・・・9:07仙人温泉小屋9:07・・・14:26仙人ダム14:29・・・16:16阿曾原温泉小屋
19日 小屋6:45・・・9:30折尾谷9:30・・・11:20志合谷11:30・・・13:35水平歩道終点13:35・・・14:30欅平駅

 第1日目(16日)
 天気予報によると雨とのことだった。前日もかなり降った。剱御前小舎に8人のところ6人しか予約が取れず、2人ツエルト泊の予定だったが、前日にキャンセルがあり8人小舎に泊まれることになった。以前、別山尾根から剱岳、源治郎尾根から剱岳に登ったことはあるが、裏剱は初めてでどんな景色が見れるのか楽しみだった。
 室堂からみくりが池を通り、地獄谷を見ながら雷鳥沢キャンプ場に向かう。雷鳥沢からゆっくり登る。何人も抜かれたが剱御前小舎には12時前に着いた。雨に降られなくてよかった。標高2700メートル以上あるので寒い。まだ小舎に入れないか聞いてみると小舎に入ることができた。満室だったため部屋は狭かったが全員泊まれてよかった。
 夕食まで時間があるので談話室で飲みはじめた。窓から八ツ峰が見えた。14時くらいから雨が降りはじめ、かなり降ったが翌朝には星が見えるほど天気が回復した。(記 ヨーコ)

 第2日目(17日)
 合宿2日目の今日は8時間超の長い一日になりそうだ。朝食を済ませて6時に出発!・・のはずであったが、思いもよらないトラブルが発生した。fukuさんの靴が靴箱から消えてしまっていたのだ。小舎の方の協力で靴と人の突合をした結果、fukuさんの新品の靴とは似ても似つかない靴が最後に残った。その靴の持ち主は韓国のツアー客の物で早朝に前剱に向かったということが判明した。日本語が通じない中、何とか連絡をつけ二転三転して剱沢キャンプ場で靴の交換ができた。それにしても、靴の形が全く違うし、何といっても「fuku」という名札を外して履いて行ったのだから、履き間違えとは、ちょっと考えにくいと私は思う。
 そんなこんなで9:40に剱沢小屋を再出発した。剱沢雪渓は通行止めになっていたため、右岸を高巻きする夏道を進んだ。左手下方に雪渓の大きな穴が見えて、あそこに落ちたら・・と緊張しながら進んだ。途中、草地の斜面の何でもないところでヨーコさんが5mくらい滑り落ちたが自力で登り返してセーフだった。常に緊張感を保って転ばないように歩かなければ、と改めて思った。
 あれが源次郎尾根とかわじさんから教えてもらいながら進み、長次郎出合で雪渓を横断して左岸に渡った。12:20に真砂沢ロッジに到着したときは正直ホッとした。そのあと二股吊橋までは安心できるかと思いきや、途中、川の岸壁に着けられた丸太2本くらいの足場があるところを両手で鎖を握って横歩きして通過したときはスリルがあった。
 二股吊橋を出発したのが14:20、これから仙人池ヒュッテまで急坂を含む登り3時間。日没前には小屋に着きたい。危険個所はなく、体力勝負なので、私としては正直言って安心だった。きつい登りが続くためか8人のパーティーは途中で4人づつに離れ始めた。やっと仙人峠に到着し登り終了、17:15に仙人池ヒュッテに到着した。
 この日、剱御前小舎を7:15に出発し、剱澤小屋で靴待ちが1時間強あったので、9時間弱歩き通したことになる。小屋到着が遅くなったのと、全員お疲れのため、反省会・飲み会をせずに夕食後すぐに床に就いた。リーダーのかわじさん、先頭を務めたfukuさん、思い出に残るいい山旅でした。ありがとうございました。(記 なべ)

 第3日目(18日)
 朝5時からの朝食を済ませると、外に出て、仙人池へと向かう。今回の山行のハイライト。写真で見たまさにその景色がそこにあった。仙人池に映る裏劔岳のモルゲンロート。『この景色を見るためにはるばる来たんだ。』
 仙人小屋の方から「仙人温泉小屋までは滑りやすいから滑落事故が多発しているので、注意するように。」と言われた。ヘルメットを着用し、トンネルがあるとのことで、ヘッドランプを手近に用意して出発した。沢沿いの急下降で段差が大きく、石がゴロゴロとしており、浮石が多いので、注意しながらゆっくり進む。やがて、前方の対岸から煙が上がっているのが見え、仙人温泉のようだ。温泉小屋の跡地を通り過ぎ、川に降りると、仙人温泉の露天風呂があった。
 仙人温泉小屋から仙人谷ダムまでが雲切新道で、ハシゴとロープが多い難路である。登りだったらもっとつらいだろうが、下りでも結構厳しい。やがて川の対岸下方に送電用のトンネル出口を思われる人工物が見えるようになり、視界に仙人谷ダムが見えたときはほっとしたものの、まだまだはるか下方で、その先が長かった。最後は、何段にも連続した垂直に近いはしごを下り、ようやく仙人谷ダムに着いた。
 なんと仙人谷ダムの事務所の中に入り、トンネルの中に入る。トンネルの分岐に線路があり、トロッコ列車がいた。さらに進むと、湿った熱気と硫黄臭を感じる場所があり、吉村昭の小説「高熱隧道」の片鱗を感じることができた。トンネルを出ると立派な関電の宿舎があり、住人の方々の生活がどのようなものなのかを思わずにはいられなかった。
 ここから阿曽原温泉まではもう少しと思いきや、さらにハシゴや階段が連続する急登を登り、岩がゴロゴロした急下降を下った。ようやく小屋が見え、小屋の女将さんが「おつかれさまー。」と手を振って迎えてくれ、とてもうれしかった。
 男女1時間交代制の時間を待って、小屋から10分ほど下ったところにある露天風呂に入った。結構大きく、ちょうど良い湯加減で、石鹸も使えた。『この風呂に入るために、ここまで来たんだ。』
夕食時にご主人のから、「今日は混んでいないので、残念ながらカレーではありません。カレーが食べたかったら、混んでいる時に来てください。」と説明があったが、アジフライとコロッケも大変おいしかった。下の廊下が開く10月上旬は大変な混雑になるそうである。
 夕食後、ご主人の生解説で、NHKの特番『山に生きる 北アルプス 立山黒部』のビデオを見た。阿曽原温泉小屋の主人 佐々木泉さんや仙人池ヒュッテの女将 故志鷹静代さんのご活躍とご苦労や関電の工事の過酷さなどが描かれていた。過去からの多くの方々のご努力により、我々が楽しく登山ができていることにあらためて感謝したい。(記 ぎりちゃん)

 第4日目(19日)
 あっという間の最終日。昨夜ビデオで見た、小屋の皆さんが苦労されて整備された細い丸太道や岩壁を削って作られた「大太鼓」を行くということで、布団を畳んで朝食前にハーネス装備の確認をした。お話好きな小屋の名物ご主人の「鉄塔とかいろいろ建てるのに歩荷に駆り出されて~」等の話に見送られ出発。
 水平歩道は高低差こそほとんどないものの、一歩踏み外せば文字通り真っ逆さまに崖を転がり落ちてしまうので雄大な景色もなかなか堪能できない。歩きながら、足場が比較的危なくないところで安全かつスムーズなカラビナの付け外しを練習し大太鼓に備える。
水平歩道が終わると一気に急な下りになった。
 今回の山行は17日後半から足の調子が悪く、筋肉痛も手伝って下り道が本当におぼつかない。fukuさんにサロンパスをいただき、youさんから冷却スプレーや膝サポーターを借り、輝男さんから手ぬぐいを借りて膝上を縛り、夜はストレッチを入念にし…でも、膝が痛い訳でも攣る訳でもないのに体重が支えられず、いつもはなんて事のない段差もクライムダウンで進まざるを得なかった。さらに、急下降になったあたりで次第に雲が出始め、雨がぱらついては止み、を数回繰り返したあと本降りになった。ただでさえ怪しい足取りに、雨で悪くなる下り道…。遠くに駅が見え、発車アナウンスが聞こえてくる頃から時計とにらめっこしつつ、「一番怪我が多いのは帰りの下り」を唱えながら汗と雨でびちゃびちゃになって駅の改札に駆け込んだ。
 宇奈月温泉行の電車は最初1両をメンバーで貸し切りだったので、濡れた体を拭きつつ荷造り。観光案内のアナウンスを聞きながら流れゆく車窓の景色を見てほっと一息。
知識も経験もない私が体力ダウンするとお荷物でしかないので、次回からサロンパス等対策グッズを携帯し、事前トレーニングもしっかりするように頑張ります。リーダーかわじさん、皆さん、貴重な山行をありがとうございました! (記 いっしー)

 裏剱秋合宿 総評
 いつも雑誌で見る仙人池からの裏剣を見たい、大学の山岳部時代10日間ベースを張り岩登り三昧だった真砂沢に行ってみたい、若いころ登った奥鐘山西壁を見てみたいと思いfukuさんなべさんいっしーさんに声をかけ計画が始まった。結果8名まで参加者が増えての秋合宿になった。途中トラブルや踏み外しでの5m滑落やザック落としなどがあったがけがもなく無事終えることが出来た。足並みは標準より遅かったが縦走は歩きとおすことが一番で急ぐことなくケガしないのが大事だと思う。また一般道でも岩登りの基本やロープワークは出来た方がいいと思うので岩トレにぜひ参加をお願いしたい。最終日はちょっと降られたが天気も良く最高の合宿だった。長い行程だったけれども参加者の皆さんに感謝です。(記 かわじ)

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2023年09月19日

北穂高岳 東稜

 

北穂高岳 東稜

山 域:北アルプス 北穂高岳
期 日:8月30日~9月3日
参加者:L ハル かわじ ピーちゃん 

8/30
6:00爽やかな風を感じながら上高地を出発。ゆっくり歩きながら14:55に涸沢ヒュッテ着きテラスで頂いたおでんが美味しかったです。
8/31
5:10涸沢を出発。何時もだと最初の休憩場所で涸沢のテントの灯りを楽しむのだが、もうヘッデンはいらなかった。7:25南稜を離れ北穂高沢の大岩で支度をする。8:00出発。8:45に東稜の稜線に出た。台風の影響だろうか涸沢側からの風が強く、9:20岩稜のスタートからロープを出した。瘦せ尾根では強風でほぼ四つ這いで進んだ。12:45懸垂下降でコルに降り立つが強風で大キレットに出るか小屋に出るか様子を見ながら登ったが、風も治まってきたので小屋に直接出ることにした。途中、南稜テント場が真横に見える所で休憩をしていると荷揚げのヘリコプターが来たが風の影響か行ったり来たりしていた。
13:50北穂高小屋に到着。今回の予約の時「今回は何処を登るの」と聞かれたので「1ヶ月前に北穂高小屋までとどかなかったので手堅く東稜で行きます」と言って、ハルさんにその事を話したら「上から目線だね~」と言われてしまい(-_-;)強風の中、何とか登れて良かったです(;^_^A
小屋に着くと、何時もの笑顔で迎えて頂きました。
9/1
今回は日中を贅沢に過ごそうという計画だったので、ゆっくりとしていたが、どーしてもゆっくりしていられず、かわじさんと二人でハルさんに「ヒマだー」と散策に誘った。テラスでホットミルクを頂き10:20出発。直ぐ北峰、11:05ドームの頭、11:45南峰。昨日は何処にも登頂をしなかったが、3座の登頂をして12:15に小屋に戻った。
昨年、北穂高小屋でお世話になった時に登山道維持に少しでもお役に立てばと思い、勝手にストックキャップの入れ物とメッセージカードを作り、拾い貯めていたキャップを20個位持って行き、ご主人に預けて、ご厚意で売店に置いて頂いていた。
今回も私が9個、ハルさんが1個、かわじさんが1個を前日の受付の時に預けたのだが、散策後に見ると8個になっていた。
9/2
連泊をすると、どんどん違う美味しい料理を堪能して、来年もよろしくお願いしますとお礼を述べて6:30北穂高小屋を後にした。
9:35涸沢、13:45横尾に到着。前回のラーメンが美味しかったので、また頂きました。
9/3
朝焼けの前穂高岳と明神岳が美しい。5:45横尾を出発。8:55上高地に着いた。
ハルさん、かわじさん、今回も楽しかったです。ありがとうございました。
今回は5日間とも天気に恵まれ、来年の目標もチョット出来たかな…
(記 ピーちゃん))

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2023年09月03日

剱岳別山尾根

 

剱岳 別山尾根

山 域:剱岳 別山尾根
期 日:8月10日~13日
参加者:L かわじ なお
行 程:
11日 室堂9:30・・雷鳥沢キャンプ場9:12・・新室堂乗越10:55・・剣御前小舎12:34‥剱山荘14:14
12日 剱山荘4:30・・前剣5:58・・剱岳8:12・・前剣9:44・・剱山荘10:57
13日 剱山荘6:00・・新室堂乗越8:44・・みくりが池温泉10:19

1日目 
 富山駅のビジネスホテルに前泊し、室堂まで朝6:30の直通バスで向かう。9時着バスを降りると涼しい!! 快晴!! 今日はここから剱山荘まで行く。雷鳥沢キャンプ場までは下り。その先の剣御前小舎までは新室堂乗越経由で登る。人も少なく気持ちよい登山道。そしてまた剱山荘まで下る。剣沢キャンプ場を通らず雪渓が残る道を下るが、アイゼン無しでも大丈夫。ただ登山道が大きな岩場なので足がどんどん疲てきて小屋まで長く感じる。剱山荘14時到着。水が豊富なのかここはシャワーがあり、しかもドライヤーまで、そしてトイレは水洗(1つが洋式2つが和式 贅沢は言えない)
2日目 
 剱岳へ4時半出発。一服剱を超え目の前の大きな前剱を見た時帰りたいと弱音を吐く。その先は岩場と鎖場の連続。気疲れでまたまた弱音を吐く。とにかくファイトでカニのタテバイの前まで行く。渋滞で登り待ちをする間、想像していたより短く感じる。実際タテバイはすぐ終わりました。でもやっぱり山頂はまだ遠くやっとやっと到着。最高の景色を見ることが出来ました。カニのヨコバイはしっかり足場に赤いマークがついているので怖いけど難しくはない。ただ安全と安心感の為ラビットノットでセルフビレイしながら通過する。剱岳はアップダウンと鎖と岩場がずっと続くので心が折れそうでした。何度も弱音を吐いたけど、リーダーのアドバイスのお陰で無事登頂出来ました。感謝です。
3日目
 下山は剣沢キャンプ場経由で行く。キャンプ場の管理棟ではちょうど朝のラジオ体操中でした。テント場の人も一緒にラジオ体操中。その後同じ道を下りみくりが池温泉で汗を流し室堂まで戻りました。
 (記 なお)

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2023年08月13日

唐松岳~五竜岳縦走

八方池

唐松岳~五竜岳縦走

山 域:北アルプス 唐松岳・五竜岳
期 日:8月1日~3日
参加者:you、ギリちゃん、taka(2日(水)に下山)

8月1日(火)
あずさ号が信号機故障のため1時間遅れて白馬駅に到着。リフトを乗り継いで八方池山荘に着いたのは2時半過ぎ。
私たちの本日の行程はここまでなので、のんびり山荘付近を散策。リフトの下の斜面からずっと先の山肌まで夏の花々で覆われていた。マツムシソウとワレモコウの取り合わせに出会えるなんて想定外で嬉しい。

8月2日(水)
八方池山荘-八方ケルン-八方池-唐松頂上山荘-唐松岳-ピストンで八方池山荘(taka)
歩行8時間

八方池山荘-唐松山荘-唐松岳-五竜山荘(ギリちゃん・you)
歩行8時間

 5時出発。快晴の朝日を背に受けて歩き始める。五竜は朝日を跳ね返すように輝き、白馬や不帰の嶮は雲のうす掛けを頂きにかぶりまだ眠たいのか。途中から木道を歩く。差し込んだ朝日に細く光る沢の両側に花々が咲く、その風景にうっとりしている間もなく、八方池に到着。リーダーは八方池に下ろうとしたが、私は池の上の道からでないとあの有名な風景は見れないと主張した。稜線から見下ろした池は雲ばかり映していた。池の下に降りた他のパーティーは「素晴らしい写真が撮れた」と、後で見せてくれた。なんという大失態…風もなく晴れた早朝、静寂の瞬間に出あうことが出来たのに、通り過ごしてしまうなんて。自分の誤った思い込みが悔やまれてならない。
 気を取り直して八方尾根を進む。下ノ樺から上ノ樺も、いく種もの花で埋め尽くされていた。唐松
頂上山荘を経て9時15分唐松岳登頂。360度見渡すことができ、劔岳の山容がくっきりと迫る。
 小屋前のベンチでお弁当を食べ、ギリちゃんとyouさんは五竜へ、私は来た道を戻る。二人の背中が夏の太陽に焼かれながら、次第に小さくなるのを、ちょっと寂しい気持ちで見送った。
 下りはたくさんの登山者が唐松めざして登って来た。あちこちで、花の光景に感嘆の声があがる。
八方池のほとりは観光地の賑いだった。八方池山荘に13時帰着。夏の唐松岳は小さなブーケのようだった。(記 taka)

 takaさんを見送った後、我々は五竜岳を目指した。はるか遠くに五竜山荘の赤い屋根が見える。ほどなく、「この先牛首の鎖場」という立札があり、緊張感が高まる。鎖場はトラバースと急下降が交互に現れる。遥か下に見える鞍部まで250mほど下る。五竜岳の雄大な山容を楽しみながらも、ザレ場が多いので、滑らないように注意しながら降りる。
 鞍部からは登り返しで、稜線がずっと続いているが、なかなか五竜山荘が見えない。大黒岳の頂上からも見えず、さらに進んだ白岳山頂で、やっと真下に五竜山荘が見えた。13時少し前に到着し、早速ビールで乾杯した。
(記 ギリちゃん)

8月3日(木) 五竜山荘⇔五竜岳ピストン-大遠見―中遠見-小遠見―アルプス平駅(歩程4.5H)

 昨日の8時間行動の疲れは熟睡で回復。朝焼けの中、空身で5時過ぎ五竜岳の頂へ向かう。途中から短い岩場の連続の後、稜線に出れば、先行パーティー数人がたむろする頂上はすぐそこだ。頚城・雨飾・焼・火打・妙高・苗場・八ヶ岳・富士山と時計回りに見渡せ、南アから北アの連山。間近に鹿島槍の双耳峰、劒岳も大きい。常念と黒部五郎以来の頂上の絶景を15分程楽しんで7時に小屋に戻る。道中親しくなっていた二人パーティーがモーニングコーヒーを淹れてくれて馳走になり、7時半下山を開始する。下山路は大遠見まで順調に高度を下げていく、鞍部の開けた処は初めての冬山でベースを張った所だ。初心者の自分は稜線直下までのラッセル要員でしかなく、五竜・唐松アタック隊を見送った。自分がこの二つのピークを踏むまでに50年以上の時が経った。感慨に浸っている間も無く中遠見へ登り返しがきつい。小遠見は巻き道に逃げてアルプス平の駅が見下ろせる処まで来たのに…そこから長く、木陰のベンチに誘われ腰かけてしまう。テレキャビン下駅の温泉「竜神の湯」で汗を流したのは丁度昼。湯上りのビールを我慢して白馬駅に出てから特急までの時間をくつろいだ。
 八方尾根は数年前の合宿で引き返し、改めてtakaさんと今回のコースの周遊を計画するも天気予報が思わしくなくて岩手山に計画を入替え。(本山行も彼女は計画を短縮せざる得なくなってしまった。)
昨夏もこの山行を計画したが中止。今回、ギリちゃんリーダーが同行を快く受けてくださったので、私は4度目にようやく唐松・五竜のピークを踏むことが出来た。深謝申し上げたい。
(記:you)
 

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2023年08月03日

明神岳東稜

明神岳と前穂高岳

明神岳東稜

山 域:北アルプス 明神岳・前穂高岳・奥穂高岳
期 日:7月20日~25日
参加者:L ハル ぴーちゃん

リハビリコンビ、明神岳東稜を這い登る
7月21日(金)
 明神橋から荷重に耐え、下宮川谷を渡り右の小さな枝沢を進む。この先ガレ場になりルートが分かりずらい。ルートからあまりズレない様に注意しながら進む。
 宮川尾根に上がり、左側の尾根末端に沿って進んでいくと幾つかの慰霊碑を通過する。
困難に向かってチャレンジした諸先輩に敬意を表したいと思います。だからこそ私たちは安全登山を心がけていかなければと思います。
 幾つかのガレ場を過ぎやっとヒョウタン池にたどり着く。青空に向かって大きく手を広げた様な岳樺が力強い。池ではオタマジャクシが気持ち良さそうに波紋を描いていた。
リハビリコンビの1日目は此処でも良かったのかも、と思いながらハーネス等、装着する。
 樹林帯を登っていくと徐々に草付きの斜面になり傾斜もそれなりに強くなってきた。ネットで調べると皆さんはそのまま登っている様だがリハビリコンビはこの先、明神岳主峰近くまでロープを使用する。時間がかかるのは仕方ない。その分、頑張ろう。
 所々、ルートが分かりにくくなるが、その先の傾斜などを見ると何となくルートが見えてくる。一カ所えぐられた様になっているところがありルートが分かりずらいが、よく見ると左側から巻きながら上に行けそうだ。小枝を束ねロープをクリップしそこをクリア。今までわりと単調な登りだったので気持ち良く登った。その先も草付きに隠された足場を気を付けながら登って行くが、そろそろ今日の寝床を見つけなければ。
小さな凹角を抜けると傾斜が緩くなり、そこにツエルトを張る。潜り込むと底は傾斜があり、ずり落ちそうになるがランタンの灯りをともすとそこは天国。明日もビバークになるだろう。水の量を気にかけながら軽く一杯、最高だ!!いつの間にかツエルトの上では星が輝いていた。
7月22日(土)
 ラクダのコルを目指して頑張る。昨日から少し気になっている事があり、それが何なのかやっとわかった。這松帯を通過するたびに煙のようなものが舞い上がっていたが、それは這松の花粉だった。ザックの上にびっしりと緑色の花粉が付いていた。その為か今でも鼻水が止まらず、時々咳もするようになってしまった。
 やっと小ピークにたどり着く。これで這松花粉ともおさらばだ。明神岳主峰が大きく素晴らしい。バットレスは3ピッチの登攀だ。1P目は4~5m程。2P目は上部が凹角状になっているが、出口付近の岩が崩れ落ち、その後も岩が落ちたとの情報もあり、これからの行動時間を考えればリハビリコンビには無理かも、ただ左からのルートも厳しそうだが、左側を登る事にする。スタートは怪しげなフイックスロープで下降し凹角状を登るが見た目より登り易かった。最後の3P目はスッキリした岩場で終了。相方には水を持ってもらい大変だったと思うが黙々と登ってきた。ロープを結んだ時点でお互い、相手の為に頑張ると言う暗黙のルールがある。
 バットレス終了点からは山頂左側の稜線に向かって登ると、やっと稜線に出、その先が主峰だった。
静かな山頂だ。相方の膝はだいぶダメージがきている様だ。足首も痛そうだ。何しろ骨切手術をしたので無理もない。ただ此処に来るためトレーニングをしてきたので、もう少し頑張ろう。私の方は膝に違和感があるがまだ大丈夫。
 山頂から細い岩稜を少し進み1回目の懸垂下降でやや広い所に降りる。そのまま進んで行くとフイックスロープがありそれに沿って易しい岩稜を降りていく。そのロープの終了点から懸垂下降で奥明神沢のコルに降り立つ。昔、春の合宿でT君と東稜からこの沢を降り岳沢のベースに潜り込んだことを思い出す。
 この先、偵察で私がガレ場を登っていくとテント場があり一安心。ゆっくり戻って行くと下から笛の音、帰りが遅いので心配して鳴らしたかと思い「テント場、見つけた」と大声で返したら、今度は「熊~」との返事。慌てて笛を取り出し鳴らしながら相方の所に行くと、上高地側の小さな沢にお尻をこちらに向けて食事中。笛を鳴らしたり手をたたいたりしたが無視される。後ろ姿しか確認できなかったが見た感じ、性格の良さそうな、おとなしい熊に見えた。そこから静かに我々は離れた。
 ツエルトを張る。底が平なのでより楽しい。明日の行動の水を確保し、軽く夕食。今日の一杯も美味い。
7月23日(日)
 今日も良い天気だ。小岩峰は岳沢側から巻く、とルート図に書かれていたので左側を確認しながら登って行くと、それらしき踏み跡を見つける。ケルンは無し。進んで行くと此処で良いかな~という場所が何回かあつた。そのうち2回ほどザックを置いてその先を偵察した。そんな事をしながら進んで行くとやっとケルンが有り、ルートが間違っていない事を確認する。ここは稜線を行くコースとトラバース道の分岐の様だ。前穂から明神に向かう場合はケルンがややトラバース道側にあるので自然とトラバース道に入ると思われる。
気持ち的にはずいぶん楽になる。足を進めていくと前穂手前の道標が見えてくる。山頂から人の声も聞こえる。二人だけの世界から急に大都会に入った感じだ。やっと前穂高岳に立った。前に来た時は北尾根からだった。懐かしい。
 登山者が多い。それだけコロナが落ち着いてきたのだろう。紀美子平で休んでいたら救助ヘリが上空でホバリング、若い二人がヘリに向かって大きく手を振っていたら相方が「救助ヘリなのであまり手は振らない方が良いと思いますよ」と一言。
 吊尾根から奥穂高岳に向かう。予定では北穂高小屋だがこのペースだと無理なので早めに小屋に連絡を入れる。奥穂高岳の山頂を踏み穂高岳山荘手前の鎖場を慎重に下り、やっと山荘のテント場に着いた。
 最初は予約が取れれば小屋泊でも良いかと思ったが、あまりの賑やかさで、今までの静けさのギャップが大きすぎ、その雰囲気についていけず最初の予定通りテント泊にする。
 ツエルトを張り、くつろいでいると同年輩のグループの皆さんが懐かしそうにツエルトを見ながら通過して行った。
7月24日(月)
 テント場を出発する時は、周りのテントは一つも無かった。私達も気合を入れて行きましょう。やや急なザイテングラードを降りるが登山道はしっかり整備をされている。末端から大きくトラバースをし、涸沢に降り立つ。見慣れた風景に癒される。
 膝が壊れないようにゆっくり下りる。今までと違い水は豊富にある。本谷橋を渡り屏風岩を見ながら横尾に到着。最初、徳沢も良いかな~、なんて言っていたが膝が音を上げていたので此処までとする。一番良さそうな場所にツエルトを張る。
 早速、横尾山荘の休憩室で乾杯。ラーメンとうどんが美味い。幸せ満開。テント場に戻り静かに二次会。真っ平らなテント場で熟睡。
7月25日(火)
 サクサクとツエルトをたたみ出発。上高地までの慣れた道なので足取りも軽く・・と、いきたいところだが二人とも足が重たい。というか膝の曲り角度が小さい。でも上高地までなので頑張ろう。明神岳の稜線が見えてくる。
這いずりながらの登った明神岳、沢山の思い出、ありがとう!!
(記 ハル)

7月20日
12時に上高地に到着。食堂で昼食をとり、不要な荷物を預かり所に預け13時に出発。
今日は明神までなので、ゆっくりと花を見ながら歩いていたら、半分程で1時間かかってしまい少し急いだ。
明神館で受け付けを済ませた後、登山口の偵察に行きました。
板で出来た橋を2か所渡り踏み跡も明瞭なので戻る途中、枝を拾い最初に渡った橋の泥の所にひいてきた。
21日
4:45出発。下宮川谷辺りまではガレガレだが、右の枝沢を入ってからが凄かった(-_-;)
細くえぐられた沢沿いを藪と戦いながら宮川のコルまで。
途中、少しルートファインディングが難しい所も有ったが11:45ひょうたん池に着いた。
何年か前に一人で来たが、良く来れたなと思いました。
休憩と装備を付けて12:30出発。
第一階段の取り付きに13:50に着く。ここまでも藪漕ぎだ。
第一階段は階段状の草付きで手も足元も心もとなく全てロープを出したので時間がかかってしまいました。
ハルさんがハイマツの風除けも有り腰までの草をならすと平になったビバーグの適地を見つけてくださり、暗くなり始めた19:00にツエルトにもぐりこむ。
22日
5:50朝露で濡れていたので雨具のズボンだけを穿き出発。
8:40ラクダのコルから見るバットレスがカッコイイ!
最初は数メートルの岩場だが、ここからロープを出した。2ピッチ目は登ると気持ちの良さそうな岩だが、上部が崩壊しているとの情報が有り巻く事にした。
情報通りに古いロープがフィックスして有り、3m程降りてから左にトラバースするのだが、確保して頂いてるにもかかわらずフィックスロープを離すのに少し勇気を入れた。
草付きの心もとない階段状を登り、スラブに着いた。
2日間藪漕ぎ、草付きの中で唯一のスラブだ。
ハルさんはアプローチシューズのままだったが、私はクライミングシューズに履き替えた。
やっぱり乾いた壁は気持ちが良かったです。
我々は13:30に着いた明神岳主峰までロープを付けたまま登りました。
山頂からは狭い稜線を少し進み、捨て縄を使って懸垂下降で下りた。
16:302回目の懸垂下降で奥明神沢のコルに降りて、ハルさんが空身でテン場を探しに行って頂いていると、視界の隅で黒い物が動いた…15m程の所に熊だ❕一人で声も出せず岩陰に隠れ、近くに有ったフィックスロープで3m位よじ登り身を潜めていると、コルの反対側から「テン場あったよ~」と声がかかり「熊―‼」と叫び、その後は笛を吹いたり叫んだりしたが、こちらを見もせずズ~~と草をハムハムしている…
あまりにも動かずハムハムハムハムしているので、お互いにコルに下りテン場に向かった。
チラッとこちらを見ただけで、気立ての良いクマさんでした(;^_^A
コルから15分位登った所に岩で沢からの風除けの有るテン場に17:10に着いた。
23日
5:30出発。
前穂高岳の手前の小岩峰は岳沢側を巻くのだが気の抜けない岩場が続き、たまに有るケルンに胸をなでおろす。
前穂高岳の山頂直下で登山道に出た。ザックをデポして8:00前穂高岳登頂。
8:25紀美子平で休憩をしていると救助のヘリコプターが飛んできて奥穂高岳周辺を飛び回っている。奥穂高岳に向かっていると吊り尾根で救助をされているのが見えた。
すれ違った方の話によると、お互いに歩きながらすれ違い、谷側を歩いた方の足元の岩が崩れたとの事でした。
気を引き締め直し奥穂高岳に向かうが、水と食料を最小限にしてテン泊用具と水を担いでの登攀、登山道に出たのでギアもザックの中だ…。背中が重い…足が出ない…。
通常のコースタイムなら目的地の北穂高岳まで行けるのだが、このペースでは遅くなってしまう。昨年の滝谷第四尾根に引き続きご心配をおかけするわけにはいかないので、南稜の頭でキャンセルの連絡をした。快く対応して頂き、毎年お世話になっているので、今年また計画しますと伝えて電話をきった。
13:10やっと奥穂高岳。14:30穂高岳山荘に着く。
24日
6:00朝の柔らかい陽を浴びて涸沢を目指した。
9:10涸沢ヒュッテに到着。途中、山岳補導所で奥明神沢の熊情報はいるのかと伺ったところ登山道では無いので大丈夫との事でした。
12:05本谷橋。13:50野営場が学生達で賑わう横尾に着いた。
ハルさんに教わりながらツエルトを張っていると、珍しそうに見ている方がいる。横尾のご主人にその事を話すと、ツエルトに対応出来る人が減ってきていると事。
今回はツエルトで4泊して、使い勝手の良さを感じました。
25日
5:50横尾を出る。7:00徳沢、「春合宿でここら辺にテントを張ったんだよ」と聞きながら休憩。明神岳東稜と前穂高岳の稜線を感慨深く見ながら8:20ぐるっとして来た出発点の明神に到着。9:20上高地に着いた。
昨年10月に膝の手術をして11月末の退院後、ハルさんには、リハビリ登山にお付き合い頂き何とかここまでこられました。今回も計画からツエルト一式やロープも持って頂き、allリードも…本当にありがとうございました。
今回はリハビリバリエーションでリハバリかな?
 (記 ぴーちゃん)

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2023年07月25日

例会山行 水根沢

 

例会山行 水根沢

山 域:奥多摩 水根沢
期 日:7月22日(土)
参加者:
 沢歩き L かわじ ヨーコ いっしー なべ
 林道  L Fuku 他1名
行程: 
 沢歩き班→水根バス停-水根沢-半円の滝-水根バス停=奥多摩駅 
 林道班→水根バス停-林道-水根山-半円の滝上の林道で沢班と合流

 昨年の葛葉川本谷からほぼ1年後の7月22日に奥多摩の水根沢に行ってきました。昨年の葛葉川ではシャワークライミングで涼感を目いっぱい味わい、今年も楽しむぞー!と意気揚々と参加しました。
 水根バス停を降りて入渓ポイントまで歩く途中で住民の方から今日はたくさんの人が入渓しているという情報がありました。沢に入る準備をしていると、後から到着した装備済みの6名~7名のパーティーに抜かれ、ゆっくりとしたスタートとなりました。結果的に樅の木会のパーティーが最終組だったようです。というのは、私が途中でもたついて時間が掛かってしまったのですが、終了点の半月の滝まで後続のパーティーに出会うことはありませんでした。
 水根沢に入ると葛葉川の時よりも水が冷たく感じられました。ジャボジャボと進むと予想以上に水深が深くて胸あたりまで水に浸かるポイントや、場所によっては泳いで岩に接近しなければならないところもありました。
 葛葉川では滝の直ぐ横を攀じ登るという感じでしたが、水根沢では滝壺まで直接アプローチするのが難しく、側面の壁をトラバースしてクリアするポイント多くあったという印象です。
 私は、残置スリングがある壁で滑ってしまい、滝壺に思い切りドボーンしてしまいました。その際にヘルメットのてっぺんまで水に潜ってしまい、水上に顔を出した時にはメガネが無くなってしまいました。メガネを拾おうとしましたが川底が濁っていて発見できず、メガネをあきらめざるを得ませんでした。
 その後も、何度か滝を登ろうとしましたが無理で、かわじさんにロープを出してもらいました。ロープをハーネスに連結しようとしましたが、環付きカラビナのロックを緩めることができず難儀しました。その後に残置スリングとかわじさんが出してくれたロープのおかげで、何とかクリアできましたが、なんだかんだで、滝壺の冷たい水に15分くらい浸かっていたかもしれません。
 滝の上に上がった後に日向で休憩させてもらいましたが、ガタガタと体の震えがしばらく止まりませんでした。
 ドボーンした原因はいくつかありますが、一つは手袋をしていて滑ったこと、二つは沢靴ではなく地下足袋(ゴム底)だったこと、三つめは岩トレをしばらく怠っていたことだと思います。
 その後も難所を超えて半月の滝に着いたときは、本当にほっとしました。急斜面を攀じ登って林道に出てしばらく歩くと、「ターンネ」という掛け声があり、Fukuさんたちと合流できました。
 家に帰ってシャワーを浴びると、両ひざと両肘はあざだらけでした。また、右足の踵も打撲で痛め、そっとつま先で歩かなければならない状態でした。
 今回の山行ではロープやお助けスリングを何度も出していただいたかわじさんに救われました。有難うございました。
(記 なべ)

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2023年07月22日

白馬縦走

 

個人山行 白馬縦走

山 域:白馬岳
期 日:2023年7月14日(金)-17日(月)
メンバ:L かわじ、SL you、Hara、いっしー
日 程:
7/14(金)新宿8:00発⁼🚃⁼白馬駅⁼🚌⁼🚡⁼栂池高原⁼栂池山荘⁼自然園散策⁼山荘泊
7/15(土)4:00起床⁼5:15山荘発⁼9:45白馬大池10:15⁼12:35小蓮華山⁼14:45白馬岳頂上⁼15:00白馬山荘⁼山荘泊
7/16(日)3:30起床⁼5:15山荘発⁼5:35白馬岳で引き返し⁼白馬山荘延泊(周辺散策)
7/17(月)4:30起床⁼6:05山荘発⁼6:20白馬岳頂上⁼7:00三国境⁼7:55小蓮華岳⁼8:55船越の頭⁼ 9:45白馬大池10:30⁼11:55天狗の庭⁼13:45蓮華温泉ロッジ⁼🚌⁼🚃⁼東京20:00

 白馬、雪倉、朝日縦走山行に参加させていただきました。
コロナもあり、しばらく登山から離れていたため、本格的な山行は本当に久々でしたが、「花の山道を歩く」ということで、二つ返事で参加を決めてしまいました。もっぱら運動不足の私。同行させていただいたyouさん、かわじさん、いっしーさんから、サポートと励ましをいただきながら、大きなケガもなく無事に山行を終えることができました。
この山行を計画したtakaさんが、ご家庭の事情で参加が叶わなくなってしまい、本当に残念でしたが、takaさんのおかげで、長らく離れていた登山の楽しさを改めて感じる機会となりました。パーティーの皆さん、そしてtakaさんにこの場を借りて、御礼申し上げます。

 初日は移動日で、栂池山荘に宿泊しました。昼過ぎに山荘に到着後、栂池自然園を散策しました。次の日に登る小蓮華山、白馬の大雪渓が自然園から見えました。たくさんの高山植物が咲いており、みなさんに名前を教えてもらいながら、散策を楽しみました。宿泊した栂池山荘は、共同風呂があり、食事もおいしく、旅館のようでした。
 翌日は、登山口から、乗鞍岳、白馬大池、小蓮華山を経由して、白馬山荘まで歩きました。
乗鞍岳から白馬大池までの道中の、安山岩のゴロゴロした箇所はとても歩きにくく、苦戦しました。また大池沿いから白馬大池山荘までの道も、岩が重なった道で、足を滑らせると池に落ちてしまいそうで、怖かったです。白馬大池山荘で休憩を取り、引き続き登り。小蓮華山までの道で、軽アイゼンを装着して雪渓を歩く箇所が2か所ありました。かなりバテましたが、天気が曇りから霧雨だったことが幸いして、熱中症の心配はありませんでした。一方で曇りのため、眺望を楽しむことはできませんでした。小蓮華山に到着するころには、風も強くなり、写真を撮っているのもつらいくらいでした。
 小蓮華山、三国境を過ぎ、白馬岳へ向かうところでは、風もさらに強くなり、耐風姿勢を取りながら歩きました。何度か風にあおられ体勢を崩しかけ怖かったです。
 そんな中、いっしーさんはペースを落とすことなくスイスイ登り、高山植物や私たち3人をバシバシ撮り、高山植物の名前を的確に教えてくださり、さらにナメクジを発見し写真に収めていました。いっしーさん、すごい。
 やっと到着した白馬岳では真っ白な空を背景にみんなで記念撮影をし、風が強いので急ぎ足で白馬山荘へ。ヘトヘトになりながら、白馬山荘に到着。宿泊者が多く、宿泊受付まで30分ほど待つ盛況ぶりでした。
3日目。天候は回復せず、ガスが濃く、霧雨もあり、風も非常に強いまま。今日は雪倉岳を通り、朝日岳へ向かう予定です。山荘にいた救助隊の方から今後の天候を伺った後に、山荘を出発しました。白馬岳までの道中で、昨日よりも風が強くなっているように感じました。
 このまま向かうか相談した結果、白馬山荘に戻り、その日は停滞することになりました。youさん、かわじさん、いっしーさんだけでしたら、問題なく行けたかと思いますが私の力量不足により雪倉、朝日へ行くことができず、申し訳なかったです。ただ、山荘で1日を過ごし、体力を回復することもできました。
 午前中は、風が強く、外はガスで何も見えない状態でしたが少し風が落ち着いた14時ごろに、白馬岳頂上宿舎まで散歩し大雪渓とお花畑を見に行きました。その道中で、雷鳥(オス、メスのつがいと、なんとヒナも!!)を見ることができました。ガスがあり視界が悪いので、雷鳥にとっては活動しやすい気候だったのでしょうか。停滞となり残念ではありましたが、雷鳥家族に出会えたのは大変うれしい出来事でした。その後、日の入りの時には雲も晴れ、きれいな夕焼けを見ることもできました。
4日目は、白馬岳、小蓮華、白馬大池を経由して計画通り下山予定地の蓮華温泉に下りることになりました。昨日までの天候とうって変わって快晴。やっと山々の眺望を楽しむことができました。またこの日は連休最終日ということもあり、登山者も多く、白馬岳から三国境までは渋滞となる箇所もありました。
 2日目と違い、景色を楽しみながらの登山でした。白馬大池から蓮華温泉方面へ進み、林道をひたすら下り、蓮華温泉に到着。蓮華温泉ロッジで温泉に浸かり、疲れを癒し帰路につきました。
予定していた計画通りにはいきませんでしたが、たくさんの高山植物を見ながらの「花の山道を歩く」は達成できたのではないかと思います。youさん、かわじさん、いっしーさんと共に大変楽しい山行となりました。ありがとうございました。
(記 Hara)

(以下メモ)
蛇足ですが、往路は、新宿からあずさに乗って白馬に向かいました。白馬駅はスイカなどのICカード非対応駅のため、出場には切符が必要となります。最寄り駅の入場時にスイカを利用していると、白馬での出場で手間取るので、切符を発券して乗車することをお勧めします。かわじさん、いっしーさんと共に苦労しました。

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2023年07月17日

例会山行 奥秩父・笠取山

笠取山の頂上で

例会山行 笠取山(多摩川源流の最初の一滴を見に行こう)

山 域:奥秩父 笠取山
期 日:2023年6月10日(土)-11日(日)
メンバ:taka、なべ、トシ、輝男、かわじ、fuku、いっしー、ぎりちゃん

1日目
fuku車:木場駅6時40分出発(fuku、輝男、いっしー、taka)
かわじ:八王子駅7時30分集合(かわじ、トシ、ぎりちゃん、なべ)
コースタイム
作場平橋駐車場発10:30…休坂分岐…ヤブ沢峠12:00ー笠取小屋12:20着(休憩およびテント設営)、12:50発…雁峠分岐13:00…笠取山13:50…水干14:30…雁峠分岐15:20…笠取小屋15:30着 泊

 梅雨の時期とあって、予定日の天気予報は芳しくなかったため、様々な状況に対応したB計画、C計画を用意しつつ、好天を期待して当日を待った。また、当初塩山駅からマイクロバスを予定していたが、fukuさん、かわじさんが自家用車を提供していただけることになり、フレキシブルな行動が可能となった。
 当日は、どんよりとした天気ではあったが、しだいに晴れるとの予報で気分が盛り上がった。中央道の談合坂SAで2台の車が合流し、勝沼ICから一般道を1時間以上走って、作場平駐車場に到着した。
前日の大雨にもかかわらず、登山道の状況は良好でスパッツをつけることもなく、順調に進むことができた。90分ほどで、笠取小屋に到着した。天候が良好なため、テント設営後、荷物をデポして、本日中に笠取山、水干を周遊してしまい、天候が悪化する明日は下山のみとするB計画の実施を決定した。
 笠取小屋からは整備された公園の遊歩道のような道を進み、やがて「小さな分水嶺」に到着した。荒川・多摩川・富士川のどちらに水が流れるかの分岐点になっている。そして、そこからテレビなどで何度なく見た憧れの笠取山の急斜面の姿が見えた。この急登をがんばって登ったところからは大菩薩嶺や雲取山などが眺望できた。さらに少し進んだところが、笠取山の本当の山頂であり、やや狭く、記念写真を撮るのに苦労した。ここは埼玉県とのことである。
 山頂から岩場もある急斜面を降りたところに「多摩川源流の最初の一滴」と言われる「水干」がある。これを見るために来たのだ。さらに、ここから斜面を50mほど下ったところが、多摩川の最初の流れで、水干から地中にしみ込んだ水が湧き水として地表に出て、多摩川の最初の流れとなっている。この水を飲んだ。「おいしい!」
 笠取小屋に戻り、荷物を整理すると、早速、宴会の開始だ。まずは、小屋で売られているビールで乾杯し、その後は持ち込んだ様々な酒類を飲んだが、今回はワインが5本くらいと多かったようだ。手作りのつまみのおいしさのため、持ち込んだほぼすべての酒類を飲み干してしまった。         (ぎりちゃん 記)

笠取山2日目
6月11日(日曜日)/7時40分笠取小屋…9時10分作場平駐車場
 夜半から振り始めた雨のなか、テントを撤収。ソロテント練習の自分は他のメンバーをずいぶん待たせてしまった。
 一休十文字を経て作場平駐車場へむけて雨の森を下る。モミジやカエデの葉先に雨粒がひかる。登山道は緩やかで、小さな流れに沿って咲き残った九輪草の株元には、シロバナヘビイチゴが雨にフルフル揺れている。この風景のなかを歩いている時間を心に刻む。
 駐車場からfuku車 かわじ車に乗り込み出発。山深い集落を通り麓の丹波山温泉へ到着。昨日水干で見た一滴が大きな流れとなり、そこに架かる吊り橋を渡って温泉へ。食堂や道の駅も充実していて、メンバーで和やかに過ごした。
 梅雨の時期にかかり、実行に不安定要素があったけれど、皆さまのご協力で、テントを担いで楽しい山行となりました。ありがとうございました。
(taka 記)


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2023年06月11日

5月例会山行 エビ壁

ピーちゃんの自宅 エビ壁の前で

5月例会山行 岩トレ

山 域:広沢寺を変更し、エビ壁
期 日:5月20日(土)
メンバ:かわじ なお ハル ピーちゃん taka いっしー fuku Mちゃん

報告 5月例会山行:広沢寺岩トレ→変更 エビ壁 
  
 前日から朝までの雨という事で、広沢寺の岩トレから、ピーちゃんの自宅での練習になった。武蔵中原に10時に集合。6名+私は子供Mを連れて来た。コンビニに寄り、各自飲み物など購入、通称:エビ壁に到着した。私といっしーさんは初めてここに来た。噂には聞いてたけど中々の壁ですね~トップロープを設置していて流石本格的だ。私とMは、コロナ前は地元のスポーツセンターで何回か、ボルダリングで遊んだ事はあった。今回、ロープを繋いでのトップロープクライミングという名称になるのかな。まず、かわじさんから2mロープを貰い、ロープワーク、結び方と、簡易ハーネスの指導を受ける。結び方はある程度分かるけど、実践では、どこで何するかは良く分かってない。
 さて、壁を登る練習をする。takaさんはやる気満々で登り始めた。次になおさん。Mも初心者の黄色のホールドを登って成功。私も黄色をチャレンジ。トップロープをハーネスに繋いでビレイをして貰いスタート。手足の置き場を考えながらゆっくり登り成功。そんな簡単でもない。各自順々に好きな所をやる。次は青のホールドだが結構足場を考えないと難しい。手と足の置く場所を皆から指導されながら上まで行く。
 12時に休憩。コンビニにご飯を買いに行き、戻って皆でテーブルで食べた。電気ケトルも有るのでコーヒーも頂く。十分休憩してから再開。takaさんは緑を挑戦して行ける様になっていた。Mも私も緑は難しい。Mは赤も少しだけ挑戦していた。皆に煽てられてドンドン挑戦してた。私はビレイのやり方も教えて貰った。中々スムーズには行かない。練習が必要だ。
 15時に休憩。お菓子を食べ歓談していたら、そろそろ私とMは帰る時間に近づいたので、集合写真を撮った。今日は、ロープワーク、確保器の使い方など勉強させて貰った。今度は岩場での岩トレにも参加しないとな。今日は場所変更でしたが、場所を提供して頂いたピーちゃん、ありがとうございました。Mはとても楽しかったそうです。 (fuku 記)


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2023年05月20日

春合宿 北アルプス・蝶ヶ岳&涸沢

穂高連峰を望む 左から前穂高・奥穂高・涸沢岳・北穂高・大キレット

春合宿 北アルプス 蝶ヶ岳&涸沢

山 域:北アルプス・蝶ヶ岳&涸沢
期 日:先発隊 5月1日~3日(涸沢)
   :本 隊 5月3日~5日(蝶ヶ岳)
行 程:先発隊 
    5月1日 上高地・・明神・・徳澤園(小屋泊)
    5月2日 徳澤園・・横尾・・本谷橋・・涸沢(テント泊)
    ※ほっしーは徳沢から上高地へ下山
    5月3日 涸沢・・横尾・・徳沢(かわじは本隊に合流、takaは上高地へ下山)
    本 隊
    5月3日 上高地・・明神・・徳沢キャンプ場
    5月4日 徳沢キャンプ場・・長堀尾根・・蝶ヶ岳・・徳沢キャンプ場
    5月5日 徳沢キャンプ場・・明神・・上高地
メンバ:先発隊  Lかわじ taka ほっしー
    本 隊  Lハル なべ fuku いっしー you 良ちゃん

コースタイム:
    本 隊: 
    5月3日 上高地バスターミナル・・13:32明神館・・14:49徳沢キャンプ場
    5月4日 徳沢キャンプ場出発04:07・・08:03長堀(ナガカベ)山08:35・・
         08:56妖精の池・・09:40蝶ヶ岳10:16・・10:30妖精の池・・
         11:04長堀山・・14:01徳沢キャンプ場着
    5月5日 徳沢キャンプ場出発06:53・・07:49明神館・・明神橋・・
         08:16嘉門次小屋・・09:40岳沢登山口・・10:02河童橋・・
         10:16上高地バスターミナル着

山行記
春合宿先発隊「涸沢」
メンバー:かわじ、taka
2日目 5月2日(火)
 徳沢7:50…横尾9:00…本谷橋10:00…涸沢13:10
 昨夜音を立てていたみぞれが嘘のような快晴の徳沢。ほっしーさんのエールに送られて歩き出す。平坦な横尾への道だが、ザックの重さで早速背中が痛む。前を行くかわじさんの背中は、自分よりさらに重いザックで完全に覆われている。横尾大橋を初めて渡る。岩小屋跡で休憩すると、かわじさんは眼前に迫る対岸の屏風岩を仰ぎながら、若かりし頃、会の仲間とロープをつないだルートを話してくれた。 本谷橋手前でアイゼンを着装し、登りが始まった。ジグザグの急登で、涸沢から降りて来る幾人もの登山者と細い登山道ですれ違う。朝あと30分早く出発していれば…支度に手間取ってしまったことを悔いる。ザックは肩にくい込み、こまめに休憩を取って何とか歩き続ける。Sガレのあたりで涸沢カールが開けてきた。白く広がるU字谷の先行者が蟻のように見える。右側の斜面で岩と氷のかけらが崩れ落ちていくのを見て緊張する。やがて穂高の峰々が姿を現し、ヒュッテも遠く見え始めた。小さな一歩でも、歩みを止めねばやがて着く。分岐を過ぎこんもりした斜面を登ると、目の前に巨大な円形劇場のような涸沢カールが広がった。
3日目 5月3日(水曜日)
 涸沢6:30…本谷橋8:00…横尾9:30…徳沢11:00…上高地バスターミナル14:20
 頂き目指す登山者が、バラ色に染まる穂高の斜面を登っていく。そのまばゆい姿を背に、私はカールの広がりを下りていく。雪はサクサクと歩きやすかった。本谷橋をすぎると再び春のゆらめきに包まれて歩く。横尾を過ぎ、ケショウヤナギの芽吹きのコンポーズグリーンと川の流れの清冽なアクアマリン、岩峰の稜線のシルバーホワイトの景色に励まされながら徳沢に帰着。本体と合流するかわじさんと別れて歩き出すと、ザックもカラダも急に重さをまして、コースタイムの2倍をかけてトボトボ上高地まで戻る。明神を通過した辺りで、元気いっぱいの本隊のメンバーと会った。
憧れの穂高の懐で過ごした2日間。かわじさん、貴重な体験を支えて下さり、ありがとうございました。 (taka 記)

 日帰りでソフトクリームを食べに寄っただけの徳澤園に宿泊。今回私は日程がなくとんぼ返りですが、かわじさんとtakaさんは徳澤園のあと涸沢へ行かれます。当日、あずさが1時間半遅れた以外は順調に徳澤へ。
 上高地の中国人観光客の多さにびびりながら、どんどん透明度を増す梓川に癒される。そして久しぶりの穂高連峰はあまりに美しくて言葉を失った。
 徳澤園では美味しい食事に清潔なお風呂、なんといっても3人での会話が楽しくごちそうだった。当日の夜はそれまでの快晴が嘘のように荒れて、みぞれが降るしまつ。明日が心配だ…。
 翌日、昨日の荒天が噓のように晴れ渡り、むしろ雨にすべての汚れが流されたかのような明神に穂高を抱く空気。さすが、晴れ男のパワーはすごい。二人を送り出し、1人帰路へ。
 夏から秋にかけて、また来て今度はぜひ登りたいな。
(追記)
 この後午前9時に前穂高で滑落があり3人のうち2名が死亡、1名が重症のニュースがあった。昨日ずっと宿から見惚れていた前穂に明神。私が見ていた1時間後の事故。
 人間を寄せ付けない孤高の美しさに人は惹かれて、そして悲しい事故が起きる。改めて山は美しく、そして本当に怖いなと。美しさと怖さは表裏一体。これからもどんな時も気を抜かず、山に登らせてもらうという謙虚な気持ちを忘れずにいたい。
 そんなこともあり、takaさんから、無事涸沢から下山!の連絡があったときは、心底ほっとしました。素晴らしい天気に恵まれ、かわじさんと二人、涸沢の雪景色で撮った写真がとてもかっこよくて、眩しかったです。
(ほっしー 記)

山行報告(本隊):
 5月3日、新宿7:00発の"あずさ1号"で松本に向かう。ゴールデンウィークのため電車は満席で、デッキや通路に立っている登山客もいる。駅ネットで予約しておいて良かった。松本駅で本隊メンバー全員が集合し、バスターミナルに向かう。上高地行きのバスは2号車・3号車と増便されていた。お昼頃に上高地バスターミナルに到着し、おにぎり昼食を済ます。
 家を出る前に測ったザックの重量は19kg、重いけれど徳沢までの平坦な道なら大丈夫。道中、傍らに二輪草が咲いているけれど、一輪だけが咲き二輪目がまだ咲いていない。途中で休憩していると後ろから来た”なお”さんに遭遇できた。さらに涸沢から下山途中のtakaさんにも会うことができた。一行の足取りは軽く、特に良ちゃんの歩きが早い!
 途中まで迎えに来たかわじさんと合流して午後3時前に徳沢キャンプ場に到着。重いザックを下ろしてテントを設営し、屋外で良ちゃん提供のおいしい鶏のから揚げを肴にビールで乾杯!夜はエスパース6~7人用テントでいっしーさん特製の豚丼を食べ、コロナ禍後、久しぶりにテント内で団らんを楽しむことができた。楽しいけれど、明日に備えて早めに就寝。
 5月4日、午前2時起床!ハルリーダーから早朝4時出発の号令が出たため。テント内で朝らーめんを食べて身支度し、ほぼ予定通り4時に出発準備。かわじさんを先頭にヘッドランプを点け、徳沢の標高1562mから標高2677mの蝶ヶ岳(高低差1100m)を目指して出発!
 標高2000m付近で残雪で歩きにくくなったためアイゼンを装着。私は試しにチェーンアイゼンにしてみた。結果的にはチェーンアイゼンでちょうど良かった。樹林帯の中、つづら折りの急坂を登り始めてから4時間後に長堀山(ナガカベ山・標高2566m)に到着。体力の衰えか?睡眠不足のためか?今回の山行で最もきつい登りだった。
 長めに休憩を取り蝶ヶ岳山頂を目指して出発。"妖精の池"を過ぎると森林限界となり一気に展望が開けた。9:40に蝶ヶ岳山頂に登頂!前方に常念岳がド~ン、左手に穂高連峰がド~ンと迫っている。槍ヶ岳~南岳~大キレット~北穂高岳~涸沢岳~奥穂高岳~前穂高岳を望む。かつて登った山々を眺めることができて感慨深い。残雪の山々は特にきれいだ。山頂は直射日光が当たって寒くなく、いつまでも此処にとどまっていたいくらいだ。
 後ろ髪を引かれる思いで下山開始。4時間弱かかって徳沢キャンプ場に下山した。今日は約10時間の山歩きで久しぶりに疲れた。
 さっそくテント前に座ってビールで祝杯を挙げ、その後テント内で歓談した後に眠りに就いた。この晩は疲労のためよく眠れた。
 5月5日、4時半起床。テントを撤収し各人でパッキングしなおして上高地バスターミナルまで移動。途中、明神橋を渡って穂高神社奥宮に参拝した。その後、10:16に無事に上高地バスターミナルに到着。
 昨年12月末の冬合宿(日光白根山)は悪天候で途中で撤退となったが、この春合宿は天候にも恵まれ、成功裏に終わることができた。ハルリーダーをはじめ参加メンバーの皆様に感謝申し上げます。
(なべ 記)

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2023年05月05日

神武寺から鷹取山

 

個人山行 神武寺から鷹取山

山 域 鷹取山 
期 日 2023年4月2日(日)
メンバ ハル ピーちゃん なお かわじ

今回初めて神武寺駅からのハイキングからの鷹取岩トレに行ってきました。
ハイキングコースは通行止めの所もあったが、問題なく通過しました。鷹取山に入ると岩場もあり楽しいハイキングコースでした。
本日の鷹取岩トレは今まで1番と言ってもいいくらいの人出。
鷹取の岩は相変わらずザラザラで初めから指先が痛い。自分が足を使わず手で登ってるのがよくわかる。体重の移動や、足の乗せ方など教わりながら、少しコツをつかんだような気がする。苦手なザラザラ岩も少し掴めるようになる。
まだまだ練習したいけど、腕の感覚がなくなってしまったので、先輩達の登りをみて勉強しました。
今回もたくさんお世話になりありがとうございました。
(記 なお)

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2023年04月02日

創立70周年記念山行

 

創立70周年記念山行 高尾・城山 集中登山

山 域 高尾・城山 
期 日 2023年4月1日(土)
1コース 高尾山~城山縦走
     稲荷山尾根~高尾山~一丁平~城山山頂
     L kakashi、なべ、taka、いっしー、ハラ●キ

     ケーブルカー山頂駅~5号路・6号路~高尾山~一丁平~城山山頂
     L 良ちゃん、あーやん、Anne、ミドリ

2コース 城山西尾根
     千木良バス停~東海道自然歩道~城山山頂
     L トシ、こいさん、岩ちゃん、fuku

3コース 城山北東尾根
     日影バス停~北東尾根~城山山頂
     L ハル、ピーちゃん

4コース 城山宝珠寺尾根
     小仏バス停~宝珠寺尾根~城山山頂
     L しまちゃん、やまめ、よたろう、輝男、you、ギリちゃん

1コース(稲荷山尾根)
 コースタイム:ケーブル清滝駅9:15・・・稲荷山(展望台)10:00・・・分岐10:30・・・高尾山山頂11:00・・・一丁平11:40・・・城山山頂12:10
 集合場所を間違えたが無事にメンバーと合流し稲荷山コースを歩き始めた。稲荷山コースは登山道改修工事のため、3月31日まで通行止めということでしたが、当日(4月1日)は無事に通ることができました。
 登山道のいたるところに真新しい木の階段が新設されていて、改修の跡がよくわかりましたが、ここまでやるか?という感想です。特に稲荷山の展望台のところは東屋が撤去されて、広い板張りスペース&ベンチに姿を変えていました。
 路のところどころにスミレが咲き、見上げれば幾種類もの桜、桜・・・。春は良いですね。
 高尾山山頂を経て一丁平に到着したのは11:35でしたが、良ちゃん・あーやん夫妻とAnneさんとミドリさんに合流できました。30分以上待っていただいたようで恐縮です。予定より少し遅れ気味でしたので、休憩もそこそこに城山へ向かいました。
 城山に到着したときは12時を過ぎていて我々のパーティーが最後でした。山頂でワインをいただけるとは嬉しい予想外でした。晴天の下で今年初めての花見ができて幸せを感じることができました。
(記 なべ)

1コース(ケーブル山頂駅~5号路・6号路)
 (投稿予定)

2コース(城山西尾根)
 相模湖駅(バス)千木良~東海道自然歩道~小仏城山山頂
 今回の集中山行で最も歩く距離の短いコースと見極め、下見も済ませていたので安心して歩くことが出来た。なにせ年寄りには登り2時間以内という条件は最大のメリットで、それにしては男性のみの最強メンバーで、喜寿年齢の自分だけが遅れそうなのが心配の種であった。
 相模湖からバスに乗り、千木良から歩き出して間もなくの登山口で準備すると、目の前に立派な桜の木が聳えていて、満開の花の奥遠くに富士山が見えており、さすがに「東海自然歩道」に指定される価値ありと納得する。道は緩やかな登りが多く、随所に小さな祠や鳥居があって、その都度個々に止まって、手を合わせる幸せを感じる余裕があって好ましい。さらにメンバーの強みを感じたのは、頭上の木々のはるか上を通過している高圧電線を見て、その角度から地図と合わせて現在地を把握するなど、山屋の基本を兼ね備えたベテラン揃いで嬉しい限りであった。このコースは下りに利用する人が多くて挨拶するのに忙しいところもあるが、皆倖せそうに歩いていて満足できた。頂上が近づくと桜のピンクや
桃色や白い花がいっぱい咲いていて、それらを楽しみながら予定どおりの時間で歩けて、他のメンバーには物足りなさもあったでしょうが、私には満足できた山行でした。 (記 こいさん)

3コース(城山北東尾根)
 コースタイム:9:30 日陰バス停 … 9:40 渡渉 … 10:15 休憩 10:25 … 10:35 P466 … 11:10 鉄塔 … 11:15 P621 11:25 … 11:50 城山
 雨だった天気予報がだんだんと良くなり当日は快晴になった。高尾駅のバス停に集合をした皆さんも晴れ晴れとした顔でバスに乗り込んだ。
 10分程で日陰バス停に着き小仏まで行くバスを見送りました。北東尾根のメンバーはハルさんと私だけなので、夏山に向けてザックの荷物を重くして、地図読みをしながら歩きました。
 10日前に来た時は梅の花がキレイに咲いていたのですが、今日は桜が満開になっていて、少しの期間なのだが季節の移り変わりを感じられて嬉しく思いました。
 登山口から直ぐに渡渉をして北東尾根に取り付くと登山者もほとんどいないので自分達のペースで地図読みをしながら”中央高速から見えるのは、この尾根なんだな”とか“桜も緑のグラデーションもキレイ”とか春の山を満喫しながら、みんなの待っている城山に11:50に到着。
 下山までは青空の元でビニールシートを敷いて歓談したり、記念写真を撮ったりと楽しい時間を過ごす事が出来ました。(記 ピーちゃん)

4コース(城山宝珠寺尾根)
 高尾駅バス乗り場には、人の長蛇の列。しかしバスは2台、3台と出るので、スムーズに乗れた。バスの車窓からは、新緑と桜の花がきれいだ。
 小仏バス停で6人が揃い、宝珠寺に向かう。宝珠寺入口には、都の天然記念物に指定されている、かごの木の巨木があり、迫力を感じる。
 尾根の取付きは分かりずらいが、前に良ちゃんと下見に来ているので、問題はない。尾根の取付きはやや急だが、スミレがたくさん咲いている。やまめさん、よたろうさんが説明してくれるので、勉強になる。
 地面は、適度にクッションがあって歩いていて気持ちがいい。上を見ると、高い所に山桜の花。ドローンでも飛ばして、上から眺めたらきれいに見えて楽しそうだ。
 最後、やや急な斜面を登ると、縦走路に出た。城山のお茶屋さんの周りには大勢の人。そして西尾根コースを登ってきた、トシさん、岩ちゃん、こいさんさん、fukuさんが暖かく迎えてくれました。  (記 しまちゃん)

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2023年04月01日

岩トレ 鷹取山

 

個人山行 岩トレ 鷹取山

山 域 鷹取山 
期 日 2023年2月26日(日)
メンバ ハル ピーちゃん

今日は久しぶりの岩トレだ。天気は良いのだが冷たい風が吹いているので、岩も冷たいのだろうなと思いながら向かった。
先ずはコの字の2ルートで練習をした。ここは岩の壁で風がさえぎられていて、キレイに海も見えていた。
次は桜エリアで練習をした。
久しぶりでしたが、登れるルートも有り少し安心しました。登れなかったルートも夏山の目標に向けて練習をしたいと思います。
(記 ピーちゃん)

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2023年02月26日

個人山行 伊豆ヶ岳

 

個人山行 伊豆ヶ岳

山 域 奥武蔵 伊豆ヶ岳 
期 日 2023年2月19日(日)
メンバ ハル かわじ ヨーコ ピーちゃん
コースタイム 
8:30正丸駅8:50 … 9:20馬頭観音9:30 … 10:15休10:25 … 11:05五輪山…
11:10休 (男坂・女坂分岐)11:25 … 11:55伊豆ヶ岳12:20 … 12:40男坂・女坂分岐
…13:05長岩峠 … 13:10小高山13:20 … 13:45正丸峠13:50 14:50馬頭観音 …
15:15正丸駅

電車が駅に着きホームを歩き出すと直ぐに後ろから声が掛かる。ヨーコさんだ。前日は城山の下見だったので連絡が上手く取れず参加を知らなかったので嬉しい驚きだった。
駅直下のトリックアートの様な階段を降りて里山の雰囲気を楽しみながら馬頭観音に着く。
今回は伊豆ヶ岳から正丸峠の縦走だが、傾斜の強い伊豆ヶ岳から登る。ルートを選ぶ時は難易度が高いほうから登る。そして今年になってからのリハビリ登山はゆっくりと歩くので、地形図を片手に地図読みをしながら現在位置の確認をする。ルート設定や地図読み等々本当に勉強になります。
沢沿いを気持ち良く歩き斜面を急登して尾根をしばらく行くと五輪山に着いた。
山頂は雪が固くなって残っていたので滑らないよう気を付けて男坂・女坂の分岐に下りた。
ここで一息入れて男坂の鎖に取り付いたのだが前の3人が戸惑っていて、我々のあとにも6~7名のグループがいて少し渋滞になってしまった。鎖場は中々の傾斜が有り結構長くて下の方は岩が滑りやすいので岩が濡れている時は無理をせずに女坂からが良いとおもいました。
久しぶりの鎖場を楽しんで伊豆ヶ岳の山頂に着いたのですが、冷たい雨が降り始めて各々傘やレインウエアを着て少し霞んで見える景色を楽しんだ。
着ると晴れるレインウエアの定説道理に下山開始時は雨もやみ始め、フィックスロープのはってある「絶対に転びたくない」ドロドロ、ヌルヌルの女坂から下りた。
正丸峠までの稜線は雪解け水でかなりドロドロ、ヌルヌルになっていました。
初めての正丸峠の景色を楽しんだ後は沢沿いを歩き、車道手前の大岩にボルトが打ってあるのを見つけて少し見学をしたり行きには気が付かなかった福寿草を堪能することも出来て充実をした一日を過ごせました。
参加の皆さんありがとうございました。
(記 ピーちゃん)

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2023年02月19日

スノーカーニバル 奥日光湯元温泉

 

スノーカーニバル 奥日光湯元温泉付近

山 域 奥日光 湯元温泉付近 
期 日 2023年2月4日(土)-5日(日)
メンバ ハル、トシ、輝男、fuku、なお、なべ、ヨーコ、いっしー、かわじ、こいさん、良ちゃん
    あーやん、kakashi、まっちゃん、岩ちゃん、Anne、やまめ、ピーちゃん

1日目
コースタイム 
スパビレッジ カマヤ発11:00・・金精の森コース入口11:35・・(周遊)・・戻り13:35・・スパビレッジ カマヤ着14:00

 東武日光駅からのバスは人が大勢並んでいた。金精の森コースは地図で見てもよくわからなかった。宿に荷物を預け、西方向にしばらく歩くと登山口がある。金精沢を歩くようだが雪で沢が何処なのかよくわからないが踏み跡がしっかりついていた。行きは踏み跡に沿って金精道路の南側を歩く。多少アップダウンはあるもののほとんど平坦な道。雪はパウダースノー。人も少なく静かでいいところです。帰りは金精道路が見える道路のすぐ下は道がはっきりしないので思い思いにスノーシューを楽しんだ。早く宿に着いたので近くにある源泉を見に行った。宿に戻り温泉に入った。露天風呂もありとてもいい温泉だった。花火大会とのことで花火を見に行き、近くで見れてよかった。
 湯元温泉は都心から近く、気軽に雪を楽しむことができるところです。雪道は道がわかりづらく一人では行き難いので企画を立てていただき楽しむことができました。(記 ヨーコ)

2日目
コースタイム
スパビレッジ カマヤ8:10―湯の平湿原8:15~25―金精道路8:35~40―蓼ノ湖8:55~9:00―休み9:25~30小峠9:45~50―刈込湖10:40~11:00―水平道に出る
11:20―小峠11:40~12:00―金精道路12:45~50湯の平湿原13:00~05―スパビレッジカマヤ13:10

 昨日の夜の小雪もやみ、今日も天気が良さそうだ。美味しい朝食をゆっくりととり、玄関前で全員揃っての記念撮影。ここでスノーシュー組と周辺の散策組に分かれる。
 湯の平湿原でスノーシュー、ワカンに履き替えジグザクな道を登る。振り返ると湯けむりがなびく湿原が眼下に広がる。この湿原は湯元温泉の源泉で硫黄の匂いが凄い。
 冬季通行止めの金精道路を横切り、蓼ノ湖に向かって急坂を注意深く下るが直ぐに傾斜が緩み一安心。無雪期には行けない蓼ノ湖に出て淵を時計回りで進む。湖の一部は凍結してなく、太陽の光で水面がキラキラと輝き、素晴らしい風景を提供してくれる。雪面のスクリーンには巨木が映し出され、迫力ある大画面を堪能。皆で感動を共有できることに幸せを感じながら小峠に向かう。
 最初はなだらかな広々とした樹林帯を行くが、だんだんと急な斜面になってくる。しかしペースはなかなか良い感じで進む。最後の急斜面を頑張ると明るい小峠に出る。いつ来ても気持ちの良い峠だ。
 この先、道標があり右は無雪期、積雪期の登山道コースになっている。真っすぐに下るコースは標識が無く、積雪期のみ歩けるルートだ。私達は真っすぐに下るコースに入る。最初は歩き易いが、そのうち地形が沢状になってくると所々、急な斜面を下る様になる。足元を注意しながら進んでいくと急に前方が明るくひらける。刈込湖だ。
 「真っ白な湖と真っ青な空」これが青春だ‼、なんて爺が叫んでもシラケるだけだが、心の中で叫んでしまった。本当に綺麗な透き通った色だった。各自、写真を撮ったりと自由な時間を楽しむ。
 ここから夏ルートを行くことにした。10m程進むと道標があり、左方向は切込湖から涸沼方面で昔、逆コースからクロカンで来たことを思い出す。ここから幾つものスベリ台状になっている階段を蹴りこみながら登る。途中、岩に太いツララを見つけ誰かさんがストックで叩いたら高音の澄んだ音が周りに響き渡った。凛とした空気感が漂う。
 やっと平らな道に出る。ここからは気持ちの良いトレースに沿って進むと小峠に出た。この先、急な下り坂を注意して下ると蓼ノ湖。登山者2人、湖畔の倒木に腰掛、湖を見ている風景に何故か心温まる。最後の登りを頑張り金精道路にで、スノーシューを引っかけないように気をつけて下ると湯の平湿原に到着。有難うございました。       (記 ハル)

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2023年02月05日

新年山行 日の出山

 

新年山行 日の出山

山 域 奥多摩 日の出山 
期 日 2023年1月21日(土)
メンバ Lかわじ SLいっしー 良ちゃん トシ しまちゃん なべ よたろう fuku 他
コースタイム 
日の出山登山口バス停9:50→ハイキングコース入口10:10→10:50顎掛け岩11:00→12:00山頂12:30→ハイキングコース入口13:30→つるつる温泉13:55→バスで五日市駅へ

晴れ山行記録更新中、もはやてるてる坊主になりつつあるかわじリーダーのおかげ(?)で日の出山は晴天でした!
数グループに追い越されるも、大半は御岳山方面から来たと予想されるこちらに向かってくる人たちで、賑わう頂上を除きほとんどの道中は樅の木メンバーだけでのんびりと歩けました。季節柄、目を引く動植物は皆無でRくんの好奇心を満たせるものがあまりなく…大きな霜柱と無傷松ぼっくりが戦利品となりました。
今回は直前の1月7日に下見に行っていたため、アップダウンや道の感じに加え「ベンチのある休憩ポイント」、「並行しているスロープと階段どちらを行くか」、「トイレ位置」等、係としてみんなを案内する情報がネット等のものではなくちゃんと自分の身のものとして付いたのがよかったと思います。改めて下見の大切さを感じました。でも分かっているからこそ、やっぱり下山時の何もない一直線の林道は味気なく、ちょっと飽きてしまいました…。
つるつる温泉も楽しみ、バス→ホリデー快速の接続もばっちりで、楽しい山行となりました!
(記・写真 いっしー)

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2023年01月21日

個人山行 上高地スノーシュー

 

個人山行 上高地スノーシュー

山 域 北アルプス 上高地 
期 日 2023年1月13日
メンバ かわじ 他
コースタイム 
釜トンネル8:26・・・9:27大正池9:40・・・10:30田代池10:35・・・11:06河童橋11:53・・・12:28帝国ホテル前12:28・・・12:56大正池13:00・・・13:48釜トンネル

前日中の湯温泉旅館に宿泊する。4輪駆動スタッドレスなので旅館まで車で行ける。朝釜トンネル入り口まで送迎してもらい身支度し出発。釜トンネルを歩くのは何十年ぶりだろうか。新しくなってからはもちろん初めてでところどころ電気もついていてヘッドランプもいらないくらいだ。きれいになっていた。地面の凍結もなくお化けの怖さもなく11度の傾斜を黙々と登る。上高地トンネルを抜けると雪道になり車道を大正池ホテルまで登りスノーシューをつける。梓川沿いをトレースの脇の新雪のところを行く。無雪期この辺を歩いたことはないが人もいないのでいい雰囲気だ。工事の音が少しうるさかったがこれをしてくれているので私たちが安全に行けると思うと我慢。天気がものすごくよく岳沢からの穂高がいい感じ。河童橋で昼食をとり車道沿いに降りる。釜トンネル出口でまた送迎してもらい旅館へ。この日も宿泊。天気、旅館共最高で贅沢なスノーシューを楽しめました。(記 かわじ)

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2023年01月13日

個人山行 天狗岳

 

個人山行 天狗岳

山 域 八ヶ岳連峰 天狗岳 
期 日 2023年1月8日ー9日
メンバ かわじ なお
コースタイム 
8日 渋御殿湯10:47・・・11:52八方台分岐12:06・・・12:36
唐沢鉱泉分岐12:40・・・13:23黒百合ヒュッテ(泊)
9日 黒百合ヒュッテ7:06・・・8:14天狗の鼻8:24・・・8:30東天狗岳
8:37・・・8:42天狗の鼻8:47・・・9:23黒百合ヒュッテ9:53・・・10:35八方台分岐10:42・・・11:21渋御殿湯

8日天気快晴 あずさ1号で茅野駅へロープウェイ方面のバスは混んでいるが渋の湯方面はすいている。工事中の為手前で降ろされ30分歩いて渋御殿湯到着。装備を着けて出発。トレースがしっかりついていて八方台分岐まで樹林帯を登る。ここから傾斜はなだらかになる。連休なのに人が意外と少ない。唐沢分岐から傾斜が増してきたが1ピッチで黒百合ヒュッテ到着。ヒュッテ前は大勢のひとで賑わっている。今日の工程はここまでなので早々に小屋に入る。

9日天気快晴 いらない荷物を小屋に置き出発。樹林帯の中を登る。森林限界を過ぎると風が強くなり天狗の鼻手前でロープを出す。冬山らしくなってきた。東天狗の頂上では写真を撮るのがやっとで西天狗にはいかず引き返すことにする。黒百合ヒュッテまでロープをつけたまま下山する。置いてきた荷物を取り下山開始。渋御殿湯からのバスが無いためタクシーを呼んで茅野駅到着。
黒百合ヒュッテは何回かテン泊はしたことがあったが小屋拍は初めてなかなかいい小屋である。
冬の八ヶ岳はやはり風が強かった。また来たい山である。(記 かわじ)

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2023年01月09日

個人山行 竜ヶ岳

 

個人山行 竜ヶ岳

山 域 山梨 竜ヶ岳 
期 日 2023年1月4日
メンバ 輝男 ほっしー ギリちゃん かわじ
コースタイム 
端足峠入り口9:25・・・10:22端足峠10:30
11:16竜ヶ岳11:48・・・13:00湖畔登山口13:05・・・13:35端足峠入り口

正月1発目は富士山だと思い立ち竜ヶ岳を計画した。同行者3名集まる。
八王子駅集合で約2時間登山口に着く。天気は晴れて風もなく暖かい。
端足峠まで1時間広葉樹の樹林帯を歩きやすい登山道を登る。端足峠に着くと富士山がお目見え。最初のおーの声。ここから笹原の中を登る。山頂まで富士山をみてはおーの声
雲がかかっているが南アルプス、八ヶ岳、乗鞍岳なども見える。また樹海や駿河湾も一望。
頂上では暖かく昼食をとり昼寝できそうで気持ちいい。
頂上からは石仏の方ではなく急坂を湖畔まで下り湖畔の通行止めになっている車道を車まで歩く。
冬合宿で重荷背負ったからか荷物が軽くペースが速くなっていたようだ。
ここはいつ来てもいい歩きやいコースだ。(記 かわじ)

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2023年01月04日

冬合宿

(風が強くなり撤退を決断)

冬合宿 日光白根山

山 域 奥日光 白根山 
期 日 2022年12月28日(水)29日(木)
メンバ L ハル かわじ you ギリちゃん なべ(5名)
コースタイム 
1日目 湯元温泉バス停ー湯元温泉登山口(11:19)ースキー場上部ー標高1900m地点(13:45)ー下山開始ー湯元温泉登山口(14:50)

2日目 湯元温泉バス停ー湯元温泉登山口(7:16)ースキー場上部ー外山のコルの手前標高2080m地点(10:39)ー下山開始ー湯元温泉登山口(12:29)

合宿一日目
東武日光駅に集合し、湯元温泉行のバスに乗り込む。乗車時間は1時間25分と長いので事前にトイレを済ませておいた方が良いが、中禅寺温泉でバスの時間調整があるので、その時間を利用しても良い。バス代は片道1,950円と結構な金額なので、お得な切符『まるごと日光 東武フリーパス』を購入しておくと良い。
湯元温泉バス停から歩いてすぐに今回お世話になる『スパビレッジ・カマヤ』に到着。一室をお借りして偵察の準備を行う。スキー場入口にあるポストに登山届を投函して、スノーシューやワカンを着けてスキー場の端を邪魔にならないように歩く。スキー場は初級者向けの緩斜面で、だらだらと1時間ほど歩く。
スキー場上部に着いてからスノーシューを外してツボ足で歩く。外山のコルに出るまでは直登が続く(夏時間で1時間30分)。途中からアイゼンを装着して進む。踏み跡は残っていているが、急斜面で登りにくい。標高1900m地点で偵察を終了し宿に戻った。
湯元温泉は硫黄泉で硫黄のにおいが強い。宿の風呂は広く、露天風呂もある。風呂上がりに夕食前にビールで乾杯。夕食では煮物やご飯がお代わり自由で、別皿で出された岩魚の甘露煮も頭から食べられてとても美味しかった。

合宿二日目
5時起床、朝食代わりのお握り弁当を食べて7時に出発。見上げると灰色の空から小雪が舞っている。スキー場上部までツボ足で行き、途中からアイゼンとヘルメットを装着。急登の中、時々顔をそむけるような雪まじりの強い風が吹く。
途中、地元の山岳パーティに会う。前白根山を目指しているということ。尾根に出るまでの踏み跡は消防隊がつけてくれたということで有難い。
降りてくる単独の登山者に出会う。尾根まで出たけど強風で怖くなって降りてきたということ。
外山のコルまで残り1ピッチというところで休憩していると、地元の方と思われる方が登ってきて『風が強くて(前白根山手前の)天狗平はものすごいことになっているだろう」と言い残して追い抜いていった。
風はますます強くなり、雪もサラサラになって踏み跡をどんどん消していく状況になってきた。
皆で相談した結果、標高2080m地点でこれ以上登るのを断念し、下山する決断をした。下山では、注意していても滑ったり転んだり、尻制動しながら苦労して下りた。途中、ところどころ踏み跡が雪に埋もれてしまってコースを外れることもあったが、無事に下山することができた。
近藤リーダーと合宿参加の皆さん、お疲れさまでした。そして楽しい雪山山行有難うございました。

(記 なべ) 

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2022年12月29日

雪上訓練 富士山五合目

 

雪上訓練 富士山五合目

山 域 富士山五合目 
期 日 2022年12月18日(日)
メンバ Lかわじ SLしまちゃん トシ you taka なべ(6名)
コースタイム 
富士山駅からタクシー=林道9:38スタートー馬返し10:14/10:33ー吉田口一合目10:52/57ー二合目11:38/49ー三合目12:09/12:36ー四合目大黒天13:07/13:14(下山開始)ー馬返し14:53ー大石茶屋前15:29=タクシーで富士山駅

樅の木会としては2019年12月以来三年ぶりの雪上訓練でした。例年、12月の富士山は雪が少なく、馬返しから四合目くらいまでは雪が無く、四号5勺あたりからやっとアイゼンを着けるような雪の量でした。が、今年の富士山は雪が多く、馬返しのかなり手前でタクシーを降りることになりました。
10時過ぎに馬返しに到着しアイゼンを装着しました、一合目二合目と進み三合目に着いたのは12時を回っていました。この分だと、五合目までも行けないな!ということで、時間を区切って途中からでも引き返すことにしました。
13時過ぎに四合目に到着!富士山ってこんなに寒かったかなと思うくらい寒い!この日の天気予報では五合目でマイナス9℃とか。
四合目で集合写真を撮って、今年の雪訓は、ここで引き返すことにしました。
積雪量は四合目まではそれほど多くなく20cmくらいでしょうか、石が混じって歩きにくい状態でした。
タクシーで富士山駅に到着後、仲間と焼酎のお湯割りで冷え切った身体を温め、帰路に着きました。
今回、滑落停止などの訓練はできませんでしたが、途中で耐風姿勢の訓練を行いました。また、アイゼンを引っ掛けないで歩く練習もでき、雪訓に参加して良かったと思います。係のかわじさん、しまちゃん有難うございました。(記 なべ)

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2022年12月18日

忘年山行 草戸山

 

忘年山行 草戸山

山 域 高尾 草戸山 
期 日 2022年12月10日ー11日
メンバ 
トシ 良ちゃん 岩ちゃん ハル fuku Anne かわじ いっしー kakashi マッちゃん やまめ ばんちゃん しまちゃん ピーちゃん なべ こいさん ヨー taka よたろう がく いたまさ 
でこ あーやん 他

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2022年12月11日

個人山行 川苔山

image

川苔山 山頂で

 

個人山行 川苔山
山 域:奥多摩 川苔山
期 日:2022年11月27日
参加者:taka you なべ ギリちゃん

川苔山の登山コースにある百尋の滝は奥多摩を代表する名瀑とのことで、是非とも行ってみたい場所であったのだが、このコースは全面通行止めとなっていた。この通行止めが解除されたことを知り、早速、川苔山登山を計画した。
奥多摩駅で8時35分発東日原行のバスを待っていると、川乗橋行の増発便が来て、8時20分頃出発した。15分ほどで川乗橋に到着し、8時45分に登山を開始した。川乗橋からの川乗谷林道を40分ほど歩くと細倉橋であり、ここから本格的な登山道がはじまる。沢沿いのルートで、何回も橋を渡り、美しい滝や釜を見ながらしだいに高度をあげてゆく。沢の水音が心地良く、美しい紅葉と沢のコントラストがとても魅力的だ。
まもなく落差約40mの百尋ノ滝に到着し、期待に違わぬ壮大な眺めを満喫した。山頂へと向かう登山道は狭いトラバースが多く、落ち葉で滑らないように、落ち葉の深いところに踏み込まないように慎重に登った。やがて山頂に人がいるのが見え、そこからの急登をがんばって登り、12時過ぎに山頂に到着した。山頂からは、ほぼ360°の展望を楽しむことができ、北には秩父の山々、西には雲取山、南には大岳山や御前山、さらには冠雪した富士山がきれいに見えた。下りは樹林帯の中を延々と下り、大根ノ山ノ神を経由し、最後に熊野神社で安全な登山を感謝し、鳩ノ巣駅に15時40分に到着した。絶好の好天に恵まれ、晩秋の1日に充実した登山をすることができた。
(記 ギリちゃん)

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2022年11月27日